楽天のルーキー田中将大投手（１８＝駒大苫小牧）のプロ初勝利は、お預けとなった。５日の日本ハム戦に２度目の先発。６回５安打１失点と粘りの投球を見せたが、打線の援護なく白星には届かなかった。 同点の５回ピンチを招くが、カウント２－２から最後は外角へのスライダーで見逃し三振。笑顔でベンチへ駆け降りた。 ただマウンドで何度も首をかしげる姿が、自己採点を物語った。４回まで毎回の４四球。 それでも毎回の６奪三振でピンチをしのいだ。先月29日ソフトバンク戦のデビュー登板では2回途中6失点ノックアウト。課題の欠点を緊急修正し、進歩をみせた。６回での降板に早すぎた感じはあるが、初勝利への期待が高まった。
米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手は11日（日本時間12日午前）、当地のマリナーズ戦で本拠地初登板を果たす。7回1失点で5日のデビュー戦を白星で飾った「平成の怪物」が、イチロー外野手、城島健司捕手らメジャーの先輩に勝負を挑む。ここで勝って、連勝スタート、そして松坂伝説が生まれるか。