米式投網を作っています。
日本では投網の重りのことを岩(いわ)といいます。 アメリカでは Weight (Line)です。
手すきの網に、ネットで注文した鉛チェーンを取り付けていきます。
鉛チェーンは1尋いくらで購入します。 中度半端な長さのときは1尋分長く買っておいて、余った部分はチェーンが切れた場合の補修用とします。
鉛チェーンの取付は、輪を一つ置きに網目に取り付けていきます。 一つ遊ばせるわけです。
また、輪が縦・横・縦・横となるよう、また、ねじれないように注意がいります。
輪っかが小さかったので、かなり細い編針(あばり)でないと針が輪の中を通らないのです。 幸い、1㎝以下の幅の編針を作ってあったので事なきを得ました。 でも、長いのでとてもスムーズには行きません。 一個一個丁寧に取り付けていきました。 500目取り付けるのに夜中の3時まで、約7時間かかりました。
で・・・長さをピッタリに合わせるのは?・・・
鉛ですからニッパーでカットして、切れ目にヤニ入りの半田を一かけ置き、ライターであぶると、半田が融けて隙間を埋めます。 火を使うので、網目が残り5つくらいになったら輪の数を計算してやるといいです。 それからつけ始めのほうは、5目分くらい余らしておくといいです。 間際でやると糸が溶けちゃったりしますよ。
そして、取付完了。 鉛の粉で手が真っ黒に・・・手はよく洗おうね・・・
椅子に下げてみると、ゆがんでいる網目などが重みでまっすぐに引っ張られて、売ってる網のように見えます。(^^)
網目の大きい小さい、バイアスに編まれてしまっている・・・など・・・手すきの場合は完全に均一な網とすることは至難の技です。
このままつるしておけば、まっすぐな癖が付くんじゃなかろ~か。 それとも熱湯をかけてみるか・・・
あとはHornとBril Line、手綱を取り付ければ・・・投げられま~す・・・待ってろヒラメ~