3日ほど館山に行った時のこと。
畑に植えるサツマイモの苗を買いに、パワーコメリに向かっていた。
前を走る大宮ナンバーの常用車が、やけにモタモタしながら走っている。 なんだこいつ・・・と思って後を走っていた。
信号で止まる時も、青信号で走り出す時も、なにかワザと嫌がらせをしているようなもたつき様に感じていた。
館山の町なか、館山城のあるあたりで左にゆる~くカーブした道を時速40Kmくらいかな、ゆっくりと走っていると、その車がす~っと右に寄って行ったように見えた。 良く考えるとカーブした道なので、その車は直進していった、ということになる。
そして目の前で、民家のブロック塀にガツ~ンっとぶつかった。 一瞬、車体が浮き上がったように見えた。 幸いにして人通りはなく犠牲者はいなかった。
ワシはその場をやり過ごして少し先で左によって停車。 すでに道は渋滞し始めている。
すでに近隣の住民が出てきていた。 怪我でもしていないかと運転手の様子を見に行った。
運転手は白髪の70代くらいの紳士風。 車はクラウンか、高級乗用車だ。 運転手も車から出て、エンジンを止めキーを抜いていた。
あの程度のスピードでも、いざぶつかるとなると車は車体はひしゃげ、タイヤハウスからタイヤは飛び出していた。 時速40㎞でも衝突の衝撃はすさまじいものがあるんだな~、と思った。
大丈夫ですか? と聞くと、大丈夫です。 怪我はないですか? ないです。
居眠りでもしていたの? と聞くと。 返事はなかった。
物損事故で運転手にも怪我は無いので、あとは被害者宅との賠償手続きだけだと判断し、運転手に、私は行きますよ、と断ってワシはその場を後にしたのだった。
目の前の車が事故を起こす瞬間を見たのは初めて。 ワシも高齢者になったことから他人ごとではないな、と安全運転を誓った。
車載カメラつけよっかな~。