Key-Sound、縦ぶり電鍵、メモリーキーヤー、と出来たところで、モールス符号の練習を行っている。
練習の内容は、以下の2点である。
1. 打鍵練習 現時点では欧文のみ
アルファベット、数字、特殊文字、を見て、それを即座にモールス符号として打鍵する練習
2. 聴き取り練習(聴音練習)
モールス信号を聞いて、それを文字として言い当てる、または、書きとる練習
1.打鍵練習
縦ぶり電鍵をKey-Soundにつなぎ、Key-SoundのPhone端子をPCのマイク端子に入力する。 PCではDSCW(Digital Sound CW)というフリーソフトを動かし、打鍵結果を複号して画面に表示する。
とりあえずは、アルファベットのAからZまでを頭に浮かべながら順に打鍵していく。
正しく打鍵できたと思っていても、ちょっと邪念が入ると下記の画面のように、アルファベットは途中にブランクが入ってしまう。
邪念無しに打てた時には以下のように綺麗にA~Zが並ぶのです。
これを、アルファベット、数字1~0まで、特殊文字、というように打鍵していきます。
また、時折、ラバースタンプと言われる決まり文句の文章を打ったりして、画面で確かめます。
例えば、自分の名前の繰り返し練習
MY NAME IS MAX MAX とか
自分の住んでいる市の名前、県の名前の繰り返し練習
QTH IS NAGAREYAMA NAGAREYAMA CHIBA CHIBA など
ラバースタンプ
UR RST IS 599 5NN TU FER NICE QSO CU AGN
など
まだ3アマ取ってないのでコールサインの練習ができないのがつらいですね。
2. 聴音練習
聴き取りの方ですが、次のような練習法があります。
・メモリーキーヤーの機能の一つで、コールサインをランダムに打ち出す機能を使って、コールサインを聞き、書き取る練習をします。 PCのソフトでも同様のものがあります。
コールサインは必ず聴き取らねばならぬものなのでこの練習は欠かせません。
・今回から始めたのですが、同系信号グループごとに符号を記憶し言い当てる方法です。 これだと実際の信号音を聞いたときとおなじような感じで言い当てられるような気がします。
スマホのツールの中に音声レコーダーというのがあります。
それを立ち上げ、下記の信号グループ表を打鍵し、レコーダーに録音します。 録音ボタンにタッチするだけで録音がはじまります。 録音したものは日時ごとにリストされますので、それを選択タッチすれば再生が始まります。 スマホ・・・便利ですね。
暇なときにレコーダーを再生して、音を聞いて文字を当てるようにします。
録音風景です:Key-Soundの音を直接スマホに聞かせて録音中。
メモリーキーヤーでも同じ方法で録音できます。
スマホに録音したものを再生して聞きます。 周囲にうるさいのでモノラルイヤホンを刺して聞いています。 放っておくとちょうど1曲(いや1回再生くらい)で自動的にスマホの電源が切れるので、寝る前に寝間で聞いていると自然に眠れます。(笑)
再生中:ツートツート トト ♪ね~むれ~、ね~むれ~、は~は~の~胸~に~♪
とりあえず下記の表を打鍵して録音し、何回も聞いて音で覚えようとしています。 打鍵・録音も何度もやると覚えやすいですよ。
モールス符号 聴音練習表 | ||||||
同系の音のグループを反復して覚えてしまうと、 |
||||||
短点系 | ||||||
短音 1つ | ・ | ・- | ・-- | ・--- | ・---- | ・-・ |
E | A | W | J | 1 | R | |
・-・・ | ・--・ | ・-・-・ | ・-・-・- | ・--・-・ | ・-・・-・ | |
L | P | + | .ピリオド | @ | ” | |
短点 2つ | ・・ | ・・- | ・・--- | ・・-・ | ・・--・・ | |
I | U | 2 | F | ? | ||
短点 3つ | ・・・ | ・・・- | ・・・-- | |||
S | V | 3 | ||||
短点 4つ | ・・・・ | ・・・・- | ||||
H | 4 | |||||
短点 5つ | ・・・・・ | |||||
5 | ||||||
長点系 | ||||||
長点 1つ | - | -・ | -・・ | -・・・ | -・・・・ | -・・・・- |
T | N | D | B | 6 | - | |
-・- | -・-- | -・-・ | -・--・ | -・--・- | ||
K | Y | C | ( | ) | ||
-・・- | -・・-・ | -・・・- | ||||
X | / | = | ||||
長音 2つ | -- | --・ | --・- | --・・ | --・・-- | --・・・ |
M | G | Q | Z | , コンマ | 7 | |
長音 3つ | --- | ---・・ | ---・・・ | |||
O | 8 | : コロン | ||||
長音 4つ | ----・ | |||||
9 | ||||||
長音 5つ | ----- | |||||
0 |
ちなみに、この符号票を図にすると以下のツリー状に整理できます。(引用)
ワシも今日まで気づかなかったのですが、このツリーのすごいところは、分岐の左側に1つ下がると短点・が1つその文字の尻に付く、右側に1つ下がると長点ーが1つその文字の尻に付く、というように出来ている点です。 ・-・-・だと、・(E)から始まり・-1つ右(A)、・-・ 1つ左(R)、・-・-1つ右(なし)、・-・-・で1つ左(+)に行きつく、という具合です。
PICなどのマイクロプログラムでは、音をこのような構造に分解して判別しているのでしょう。
以上