本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

独立行政法人・特殊法人は悪党どもの利権の巣である。

2007-05-30 11:50:05 | 政治
60年代の名著『都市の論理』(羽仁五郎著)には「公社・公団は人民の敵」という明快・明白なテーゼがあった。既に60年代半ばには公社・公団が役人天国を招聘せざるを得ないことを喝破していた歴史家も存在したのである。今、時は流れて、誰が言い出したのかは知らないが東京弁護士会所属の野村弁護士が主宰している『特殊法人監視機構』には「官僚社会主義」という言葉が見受けられた。「日本は社会主義国である」という言葉もしばしば使われるが、これも良い意味で使われた試しはない。わが大日本国の窮状は第一義的には、霞ヶ関の官僚たちが我々の血税を無為無残に、いいように食い散らかしてしまったことに由来すると言っていいのだ。社会保険庁は何だ?!全国各地のペンペン草の生えている遊園地は何だ?!いったい何時からこの国の官僚たちはかくまでも腐り切ってしまったのか!?・・これを保証したのが歴代の自民党政権であるが、それにしても国家のではなく、自分らの生涯設計にこれ程熱心な集団も珍しいのではないか。政と財がこれら汚濁に塗れた役人どもに呼応して国公債の無謀な大乱発に腐心し、結果我々の子孫はまず何よりも、先祖の残した負の遺産の穴埋めをするために日夜悪戦苦闘することを余儀なくされている。我々は取り返しの付かない不義理を次代・次々代の若者たちにおっ被せてしまったのである。生まれた時から数百万の借金を背負わされる国民がどうして至福のときを迎えることが出来るのか。これを愚かにも「美しい」と呼ぶわが宰相は「有力・有能な」閣僚を今度は辞任にではなく自死へと追いやり、彼と共謀していた(?)緑資源機構の大ボスをも連鎖的に自殺させた。党内からさえついに「ファッショ的政治手法」とまで酷評された小泉ポチの亜流を自称するくらいしか「売り」「取り柄」のない世襲のお坊ちゃんには、最早「内閣総辞職」しか選択の余地はないとするのが冷静な判断であると私は思う。『日刊ゲンダイ』はこれを『チンピラ内閣』と呼んでいる。 . . . 本文を読む