5空白区の調整焦点=分裂・世襲、難題抱え-自民【09衆院選】 jiji.com
自民党は、苦戦が予想される衆院選の公示を8月18日に控え、5選挙区で公認候補をいまだに決められずにいる。福岡11区のように2人が公認を激しく争っている選挙区があることに加え、衆院解散前後に突然の引退表明や離党が相次いだことも、党本部の手を煩わせている。
同党はこれまでに、小選挙区で287人を公認。残る13選挙区のうち8選挙区では公明党候補を推薦しており、候補が未定なのは青森1、栃木3、神奈川9、福岡11、宮崎1の5選挙区となっている。
このうち最も混迷を深めているのが宮崎1区だ。2005年の前回衆院選で当選した中山成彬氏は昨年9月、日教組などに関する問題発言の責任を取り、国土交通相を辞任。その後、不出馬を表明したため、県連は公募で元参院議員の上杉光弘元自治相擁立を決めた。
しかし、中山氏が一転して不出馬を撤回。県連幹部は上杉氏擁立で固まっているものの、中山氏も、所属する町村派の後押しを受けて一歩も譲らない構え。25日には同派相談役の森喜朗元首相が宮崎市で開かれた中山氏の会合に駆け付け「中山成彬という政治家が必要だ」と県連に圧力を掛けた。中山氏を推す選挙区支部の幹部を県連が除名するなど対立は激化しており、どちらを公認しても大きなしこりが残るのは間違いない。
前回、郵政造反組の武田良太氏が「刺客」候補の山本幸三氏に小差で競り勝った福岡11区も、決着が付いていない。党本部は当初、両者を無所属で出馬させて争わせる方針だったが、共倒れを避けて一人でも多くを当選させようと、武田氏公認に傾いている。
一方、青森1区は、津島雄二元厚相が解散直前に引退表明した。県連が実施する公募には、津島氏の長男が応募の意向を示している。仮に長男で決まれば「公募の名を借りた世襲」との批判が出ることも予想され、党本部は難しい対応を迫られそうだ。
山内康一氏が突然、離党届を出した神奈川9区は、候補擁立のめどすら立っていない。渡辺喜美元行政改革担当相が強固な地盤を誇る栃木3区も、同氏の離党から半年以上が経過しても候補を絞り込めないままだ。(2009/07/26-15:06)
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民主政権入りを示唆=消費税率引き上げは当然-藤井氏 jiji.com
民主党の藤井裕久最高顧問は26日、テレビ朝日の番組に出演し、同党が政権を獲得した場合の自身の役割について「自由人としていろんな形で支えるのは責務だ。生涯、民主党のために尽くす」と述べ、政権入りを示唆した。
藤井氏は次期衆院選に出馬せず、引退することを表明しているが、党内では政権交代後の重要ポストへの起用が取りざたされている。
藤井氏は、自身の処遇について「何も聞いていない」とする一方、閣僚などに財政再建論者やマクロ経済政策に明るい人物を起用するよう党幹部に助言していることを明らかにした。
また、消費税に関して「(税率を上げるのは)当たり前だ。(政権をとってから)4年間、議論さえするなというのは間違いだ」と指摘した。
(2009/07/26-13:52)
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経団連、政党評価11月に先送り=民主への対応、慎重に判断 jiji.com
日本経団連は24日、長野県軽井沢町で開いた夏季フォーラムで、「政治との関係」に関する非公式討議を行い、民主党への評価を時間を掛けて慎重に判断していく方針を確認した。経団連は例年、フォーラムの政治討議で、企業が政治献金の目安にする自民、民主両党への「政策評価」の原案を提示。議論を踏まえて9月ごろに評価結果を公表するが、今回は、「11月末まで」公表が先送りされる方向だ。
民主党政権の誕生が現実味を帯びる今年は原案が白紙で示され、同日の議論でも両党への評価は「マニフェスト(政権公約)や選挙後の政策対応を見極めて慎重に判断すべきだ」との意見が大勢を占めた。
両党に対する政策評価は、経団連が「優先政策事項」とする10政策について、(1)政策の合致度(2)取り組み(3)実績(政権党のみ)-をそれぞれA~Eの5段階で示す。2008年は、政権党の自民が30の評価項目のうち10カ所で最高ランクの「A」を獲得。これに対し、民主は実績を除く20項目で「A」はゼロ、「B」も5個にとどまった。
政策評価を踏まえた経団連会員企業の07年の政治献金額は、自民党が約29億1000万円、民主党が約8000万円と30倍以上の差。主要企業の間には、「民主党への評価が厳し過ぎる」との声もある。経団連の政治対策委員長である大橋光夫昭和電工会長は24日の非公式討議後、両党の政策を「フェアに評価したい」と語ったが、民主は企業・団体献金の3年後廃止を打ち出しており、献金をあっせんする経団連は今後の対応に苦慮しそうだ。
一方、経済同友会が先週末に軽井沢で行った夏季セミナーでは、民主党による政権交代を「日本の民主主義が成熟する上で避けて通れないプロセス」(長谷川閑史武田薬品工業社長)と指摘する声が上がった反面、同党の政策はばらまき的だとの批判も出た。(2009/07 /24-17:47)
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>同党の政策はばらまき的だとの批判も出た。
歴代自民党にばら撒きを続けて来たのが経団連じゃないか、馬鹿野郎!
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仙台市長選、新人の奥山氏が当選確実 民主・社民、県連が支援
NIKKEI NET
任期満了に伴う仙台市長選挙は26日投票、即日開票され、民主、社民両党が県連レベルで支援する無所属新人の前副市長、奥山恵美子氏(58)が前副市長の岩崎恵美子氏(65)らを破り当選を確実にした。政令指定都市、県庁所在地では初の女性市長となる。
いったん出馬を表明した現職の梅原克彦氏(55)は、タクシー券利用に問題があったとの批判を受け、立候補を断念した。前回選挙で梅原氏を支持した自民・公明両党が自主投票に回り、与野党対決の構図にはならなかった。(21:28)
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自公揃って「自主投票」とは情けない。事実上の連敗を重ねたわけで自公はもう終わっているんじゃないのか?
候補者が乱立した割には投票率が低かったということは結果が見えていたということである。
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