本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

参院選の民意を反映せよ!

2007-11-20 14:08:42 | 政治
 参院56年ぶり不同意 政府人事 3氏再任 民主など反対
2007年11月14日 『東京新聞』夕刊

 参院は十四日午前の本会議で、政府が提示した十四機関二十八人分の国会同意人事案件を採決し、労働保険審査会委員の平野由美子、運輸審議会委員の長尾正和、公害健康被害補償不服審査会委員の田中義枝の三氏の再任を、民主、社民、国民新各党などの反対多数で「不同意」とした。ほかの二十五人は衆院の議決通り、与野党などの賛成多数で同意した。

 同意人事案件が不同意となるのは一九五一年の電波監理委員会委員以来五十六年ぶり。今国会で衆参両院の議決が異なるのは、首相指名選挙以外では初めてで、参院で野党が過半数を占める「ねじれ国会」の象徴的な議決となった。

 民主党は平野氏ら三氏について、いずれも所管省庁や関係機関の出身であり、審査会や審議会の委員としてのチェック機能を果たせないことを挙げている。

 同意人事は首相指名や予算案のように参院に対する衆院の優越が認められておらず、衆参両院の同意を必要とするが、法案とは異なり、衆院での再議決は認められていない。参院が不同意とした平野氏ら三氏に関し、政府は任命することができず、人事の差し替えが迫られる。共産党は不同意となった三氏の再任には賛成したが、ほかの六氏に反対。社民党は三氏を含む四氏の同意に反対した。参院で民主党と同一会派を組む国民新党は、民主党が賛成した二十五氏のうち五氏についての採決を棄権した。

 これに関連し、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日午前、都内で記者団に対し、「今までなれ合いですべて決まっていたことに、歯止めをかけることができた」と強調。輿石東参院議員会長は、今後焦点となる日銀総裁人事も不同意とする可能性について「当然考えられる」と述べた。

不同意理由説明 野党側に求める 官房長官

 町村信孝官房長官は十四日午前の記者会見で、政府が提示した国会同意人事案件のうち、三氏の再任が参院本会議で不同意となったことについて「一人一人についてダメな理由をはっきりうかがいたい」と述べ、民主党などに不同意理由の詳細な説明を求める考えを示した。さらに、同意人事案件では衆院の再議決が認められていないことに対し、「(不同意は)想定外の事態。法の不備ではないか」と指摘した。

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