↑ 既存のMSN産経ニュース
msn産経ニュースが終了--産経は新2サイトを10月開設、MSはポータル刷新へ
井指啓吾 (編集部) cnet Japan:2014/09/08 15:25
産経新聞グループの産経デジタルと日本マイクロソフトは9月8日、共同展開してきた「msn産経ニュース」を終了すると発表した。以下に記す両社の新サイトへの切り替えを以て、10月1日頃に終了する。
産経デジタルは「産経ニュース」を開設。画像はパイロット版トップページ
産経デジタルは新たに、グループの新旗艦ニュースサイト「産経ニュース」と総合オピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」を10月1日に開設する。あわせて産経ニュースのパイロット版を公開した。
新たに開設される産経ニュースは、ウェブ用のオリジナル記事「産経プレミアム」を大幅に拡充するほか、トップページを産経新聞大阪本社編集局が編集する「産経WEST」、モバイル端末に適したフォトジャーナリズムを提案する「産経フォト」など、独自コンテンツの豊富なニュースサイトになるという。
iRONNAは、出版社5社と産経新聞グループが提携し、雑誌記事や論文を掲載。日本が直面する課題などを議論するオピニオンサイトを目指す。著名な雑誌編集長らが交代で「当番編集長」を務め、テーマに沿った“まとめ”を編集し掲載するという。
日本マイクロソフトは「MSN」を刷新。 ↑ 画像はプレビューサイトトップページ
一方、日本マイクロソフトは、ポータルサイト「MSN」のUIやコンテンツを55カ国で刷新する。8日にはプレビューサイトを公開した。タッチ操作を意識したUIとMicrosoftアカウントと連携したパーソナライズ機能を備え、PCやタブレット、スマートフォンから利用できるようにする。世界では、米国「The New York Times」、英国「The Guardian」などの記事を配信。日本国内では、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、読売新聞のほか、ウォール・ストリート・ジャーナルなどを配信する。ニュースのキュレーションは専門の編集スタッフが行うという。
日本マイクロソフトI&CE統括本部部長の鈴木公子氏
提携を解消した理由について、日本マイクロソフトI&CE統括本部部長の鈴木公子氏は、マイクロソフトの新戦略に沿ったものであるとし、「産経新聞社となにかあったわけではなく、コンテンツを充実させるために、一社提携を今後無くそうという戦略によるもの。産経新聞社とは時間をかけて交渉し、円満合意している」と話した。
あわせてオンライン広告事業「マイクロソフト アドバタイジング」の広告商品を刷新する。こちらの詳細は会見後に追ってお伝えする。
msn産経ニュースの歴史
今回終了するMSN産経ニュースは、2007年10月1日より7年にわたり運営されてきた。
マイクロソフトと産経新聞社、産経デジタルとの提携は、マイクロソフト側からの提案を産経グループが受けるかたちで締結。マイクロソフトはその前日である9月30日まで、毎日新聞社と共同で「MSN毎日インタラクティブ」を運営していた。
2004年4月5日から約3年半ともに歩んできた毎日新聞との提携解消について、当時のマイクロソフト執行役オンラインサービス事業部事業部長である笹本裕氏(現:Twitter Japan代表取締役)は、「毎日新聞社がフォーカスしたかったのは紙媒体で、我々とは進む方向性が異なった」と説明していた。
============
以上で引用は終わりだが、「そんなこと聞いてねえよ♪」と言いたい感じである。
元々がMSNの側からの提案を(渡りに舟とばかりに!)産経が受けて発足した連携だというのだから、一社のみ(しかも相手は産経だ!)との排他的独占契約などは「有害無益」だと、MSNが今更ながら知悉し得たということだろう。遅きに失した感はあるが、こんな提携は早々に消滅して然るべきだ。
紙媒体に比すれば、webの思潮はまだまだ質が追いついていないのである。
cf.internet WATCH.
msn産経ニュースが終了--産経は新2サイトを10月開設、MSはポータル刷新へ
井指啓吾 (編集部) cnet Japan:2014/09/08 15:25
産経新聞グループの産経デジタルと日本マイクロソフトは9月8日、共同展開してきた「msn産経ニュース」を終了すると発表した。以下に記す両社の新サイトへの切り替えを以て、10月1日頃に終了する。
産経デジタルは「産経ニュース」を開設。画像はパイロット版トップページ
産経デジタルは新たに、グループの新旗艦ニュースサイト「産経ニュース」と総合オピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」を10月1日に開設する。あわせて産経ニュースのパイロット版を公開した。
新たに開設される産経ニュースは、ウェブ用のオリジナル記事「産経プレミアム」を大幅に拡充するほか、トップページを産経新聞大阪本社編集局が編集する「産経WEST」、モバイル端末に適したフォトジャーナリズムを提案する「産経フォト」など、独自コンテンツの豊富なニュースサイトになるという。
iRONNAは、出版社5社と産経新聞グループが提携し、雑誌記事や論文を掲載。日本が直面する課題などを議論するオピニオンサイトを目指す。著名な雑誌編集長らが交代で「当番編集長」を務め、テーマに沿った“まとめ”を編集し掲載するという。
日本マイクロソフトは「MSN」を刷新。 ↑ 画像はプレビューサイトトップページ
一方、日本マイクロソフトは、ポータルサイト「MSN」のUIやコンテンツを55カ国で刷新する。8日にはプレビューサイトを公開した。タッチ操作を意識したUIとMicrosoftアカウントと連携したパーソナライズ機能を備え、PCやタブレット、スマートフォンから利用できるようにする。世界では、米国「The New York Times」、英国「The Guardian」などの記事を配信。日本国内では、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、読売新聞のほか、ウォール・ストリート・ジャーナルなどを配信する。ニュースのキュレーションは専門の編集スタッフが行うという。
日本マイクロソフトI&CE統括本部部長の鈴木公子氏
提携を解消した理由について、日本マイクロソフトI&CE統括本部部長の鈴木公子氏は、マイクロソフトの新戦略に沿ったものであるとし、「産経新聞社となにかあったわけではなく、コンテンツを充実させるために、一社提携を今後無くそうという戦略によるもの。産経新聞社とは時間をかけて交渉し、円満合意している」と話した。
あわせてオンライン広告事業「マイクロソフト アドバタイジング」の広告商品を刷新する。こちらの詳細は会見後に追ってお伝えする。
msn産経ニュースの歴史
今回終了するMSN産経ニュースは、2007年10月1日より7年にわたり運営されてきた。
マイクロソフトと産経新聞社、産経デジタルとの提携は、マイクロソフト側からの提案を産経グループが受けるかたちで締結。マイクロソフトはその前日である9月30日まで、毎日新聞社と共同で「MSN毎日インタラクティブ」を運営していた。
2004年4月5日から約3年半ともに歩んできた毎日新聞との提携解消について、当時のマイクロソフト執行役オンラインサービス事業部事業部長である笹本裕氏(現:Twitter Japan代表取締役)は、「毎日新聞社がフォーカスしたかったのは紙媒体で、我々とは進む方向性が異なった」と説明していた。
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以上で引用は終わりだが、「そんなこと聞いてねえよ♪」と言いたい感じである。
元々がMSNの側からの提案を(渡りに舟とばかりに!)産経が受けて発足した連携だというのだから、一社のみ(しかも相手は産経だ!)との排他的独占契約などは「有害無益」だと、MSNが今更ながら知悉し得たということだろう。遅きに失した感はあるが、こんな提携は早々に消滅して然るべきだ。
紙媒体に比すれば、webの思潮はまだまだ質が追いついていないのである。
cf.internet WATCH.