これはひどい「学者」だ！

石綿検討会座長に業界団体顧問の経歴　ＰＲビデオに出演 (朝日新聞) - goo ニュース

＊これはひどい話だ。こんなことでは「役所ぐるみ、業界ぐるみ、学者ぐるみの《未必の故意》による大量殺人事件だ」と言われても仕方がないのではないか？
　道理で対応が遅過ぎたわけだ。水俣病、放射能漏れ、薬害エイズと、この国はいつもこうだ！　多くの死者が出ないと改めようとしない。

　70年代既に欧米では石綿は全面禁止になったというのに、我が国では今に至るもまだ全面禁止にはなっていない。この国は現場作業員のみならず、その家族、周辺住民を含む多くの人々を癌に追いやってまでも産業を優先させる国だったのか！？
　全くもって情けない国だと言わざるを得ない。

＊こんな破廉恥な「学者」のどこが「名誉」なのだ？　福翁が聞いたら嘆くぞ！
　この人は《新まこも教》でも立ち上げて《アスベスト大明神》を拝んだらいいのだ。官・業・学の癒着が対応を遅らせ、多くの人々を発癌させ今後も発癌させるだろうことは殆ど確定的だ。「死に至る病」を国中に振り撒いたのは誰だ？　誰がこの責任を取るんだ？

＊（註）欧米の対応に関してはここ→が詳しい。
「早期警告からの遅い教訓：予防原則　1896-2000」　欧州環境庁編『5章　アスベスト－”魔法”　から悪魔の鉱物へ』（デービッド・ギー、モーリス・グリーンバーグ著）を『科学物質問題市民研究会』というところが訳しています。