本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

すわっ、謎の記号だ!

2005-08-02 17:47:22 | 社会
*「戸口や表札に、ボールペン、フェルトペン等によって謎の記号が書かれていることがあるが、これは窃盗団の暗号であるかも知れないから充分に注意せよ」・・・そんな注意書きが友人のマンションの玄関に貼ってあった。

*私が愛知県にいた頃、これに関連して面白い話を聞いたことがある。
 それによると、アレを書いて行くのは窃盗団ではなく、新聞各紙の拡張員らであると言う。例えばY紙の拡張員が「この家は頑固なA紙読者だから勧誘は無理だ」と判断すれば「A」とか「X」とかと落書して行く。そうすれば後続の勧誘員らがこの家を訪問する労を省略出来るかも知れない、少なくとも事前情報なしでこの家を訪問するのと比べれば雲泥の差があるというのである。

*無論他紙の拡張員も黙ってはいない。同様の暗号を置き土産にして、拡張を失敗した家を去る。新聞各社は定期的に連名で「無料紙禁止」「値引き禁止」「プレゼント禁止」の申し合わせを堅く(?)誓うビラを新聞に挟んで配るが、あんなものは守られた試しがない。

*新聞社はTV同様CM収入で経営が成り立つ。系列の各販売店は折込広告の挟み込みで潤う。販売店が本当に配りたいのはむしろチラシの方であって、新聞本紙はチラシの包装紙であると言ってもあながち言い過ぎではないだろう。

*「新聞とはインテリが作ってヤクザが売るもの」というかつての『新聞拡張戦争』時代のきついジョークは今でも有効であるかも知れない。

*新聞などというものに過信は禁物であるが、いずれにせよ、記号というのは情報であって、町に氾濫する訳のわからない汚い落書もまた、書く側にしてみれば立派に意味を成しているのかも知れない。



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