＊←写真は浪速区元町八坂神社（工事中）境内です♪
村上容疑者、シンガポール移転なぜ？ 現地で憶測
2006年 6月 8日 (木) 16:29（朝日新聞）
インサイダー取引容疑で逮捕された村上ファンドの村上世彰（よしあき）前代表（４６）が今春、シンガポールに投資活動の拠点を移した理由について、現地でさまざまな憶測が飛び交っている。捜査の手から逃れるためか、より自由な投資環境を求めたのか――。
逮捕翌日の６日午後、シンガポールの繁華街で、地元大手のエネルギー会社の取締役会があった。社外取締役の日本人男性（４４）は質問攻めにあった。
「村上はこれからどうなるんだ」「村上と（ライブドア前社長の）堀江貴文は似た者同士か」
さらに、「なぜ村上はこの国に来たのか」。
この男性は、村上前代表をよく知らず、「説明に窮した」という。
村上前代表は今年３月にシンガポールに新会社「ＭＡＣアセットマネジメントＰＴＥ」を設立。プール、庭つきの超高級マンションも約１１億円で購入した。
事件は現地でも話題で、逮捕を１面で報じた地元紙もある。だが、なぜシンガポールに移転したのかが分からない。
長年、シンガポールで日本企業向けのコンサルタントをしている岡田昌光さん（７４）は「捜査から逃れる意味もあったかも」としつつ、「最大の理由は、ファンド運営者に対する政府の優遇措置だろう」と話す。
岡田さんによれば、日本の法人税は国・地方合わせて約４０％だが、シンガポールでは２０％。シンガポール政府は９０年代以降、外資系金融機関の誘致に力を入れており、一定の要件を満たすファンドに対しては税率を１０％にする制度もできた。
会社設立も簡単だ。地元弁護士によると、最低資本金は１シンガポールドル（約７０円）。日本だと約１カ月かかる設立手続きが約１週間、急げば２日でできるという。
近くファンドマネジャーとして独立する日本人男性は「日本の株を扱う以上、日本を離れるのは明らかに不利。なのにここに来た理由はプレッシャーだろう」と話す。
ファンドの規模が膨らみ、出資者や投資先などから重圧があったはず。「金融ビジネスの成功者が素直に評価される国なので、日本より過ごしやすいと考えたのでは」
新会社の登記簿では、村上前代表の住所は、大統領官邸にほど近い、老朽化したマンションの一室になっている。
管理人によれば、７１年から村上前代表の父が所有しており、父が１０年ほど住んだ後は空室状態だったという。先の日本人男性は「父の地縁からここを選んだのでしょうか」と推理した。
■海外、「捜査共助」が必要
シンガポールに拠点を移したのは捜査を逃れるためだったのか？ 逮捕直前、記者会見でそう尋ねられた村上世彰前代表は、強く否定した。「僕はそんなせこい人間じゃない。ちゃんと帰ってきて検察の話を真っ正面から受け止めている」
ではこの先、シンガポールの関係先に東京地検特捜部が家宅捜索に入ることはあるのだろうか。
特捜部は、５日と６日に国内の関連先を捜索している。検事らは、証拠となるべき資料が大量に持ち出されていたことを確認したという。
日本の捜査当局が、主権の及ばないシンガポールで捜索をするには、外交ルートで「捜査共助」を求めることが必要だ。法務省→外務省→シンガポールの日本大使館→シンガポール外務省→現地捜査当局という流れになる。
法務省によると、０４年までの１０年間で、外国への要請は１５７件。米、韓、フィリピンなど２８カ国に及んだ。逆に外国からの要請は２２９件。米、英、ロシアなど３５カ国からあった。
ただ外交ルートは、手続きが煩雑で時間もかかる。このため政府は、米国や韓国との間で「共助条約」を結び、外交ルートを通さず捜査当局が直接やりとりできる仕組みを作った。だがシンガポールとの間にはその種の取り決めはない。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
以上引用終わり。
＊駅で『日刊ゲンダイ』と『夕刊フジ』を両方買ってしまった。
見出しが気になったからだ。
金の亡者・村上、余罪ボロボロ
↑これがゲンダイで：
村上事件、巨悪は竹中・小泉！？
↑こっちがフジである。
売り子のおかんに訊いたら、フジの方がよく売れているそうである。
私も見出しならフジを取る。ｗ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＊メディアは今ボコボコに村上を叩いているが、彼の『仕手戦』に全面協力して話題作りに奔走し、結果彼の株価吊り上げ→売り抜けに貢献したのもメディアである。
今日夕方の番組『ムーヴ！』で大谷さんが「この『仕手戦』はかつての地上げ屋と同じ手口だ」と看破した。なかなか鋭い指摘である。笑
＊ホリエモンのときは「功罪を言うなら功の方が断然大きい！」と絶叫していた子沢山弁護士＝橋本も今回は自身が週刊誌に叩かれているとかで（笑）歯切れが悪かった。
＊村上の逮捕直前記者会見を見て私は、「ああ、この男は（それまでの自己主張が通らないとなると、今度は）自分の失態・醜態をこうして茶番化してしまうことで取繕い、当面の身に降る火の粉から逃げおおせようと考えたのか」と思い、「ホリエモンとは役者が違うな」とつくづく興味が尽きなかった。
（後註：4,444億円というファンドの出資比率の実に83％＝37/44が海外からの流入らしい。海外と言ってもアメリカの大学の財団がメインということである。）
＊村上に深く関わったとして、オリックス宮内を筆頭に、政財界、ヒルズ族、起業家らの名前がぞろぞろ（ゴキブリホイホイのように！）出て来ているが、総研内河が容疑不十分で放免というくらいだから、彼らが裁かれることはついにないだろう。村上にしてみても、2,000億円儲けて300万円の罰金刑では私から30円取るより軽いお咎め（？）でしかない。せめて「保釈なしで実刑に直行」くらいのことはしてくれないと誰も納得しないかも知れない。巨悪とペテン師の跋扈する時代ではあるが、粘り強く、決して切れずに、ボチボチ行きたいものである。ｗ
（後註：6/9ムーブで「村上は乗っ取り屋だ」と財部氏。財部誠一氏がこれほど過激に村上を攻撃するとは思いませんでした。みんな鬱積していたのかな？ｗ ）
村上容疑者、シンガポール移転なぜ？ 現地で憶測
2006年 6月 8日 (木) 16:29（朝日新聞）
インサイダー取引容疑で逮捕された村上ファンドの村上世彰（よしあき）前代表（４６）が今春、シンガポールに投資活動の拠点を移した理由について、現地でさまざまな憶測が飛び交っている。捜査の手から逃れるためか、より自由な投資環境を求めたのか――。
逮捕翌日の６日午後、シンガポールの繁華街で、地元大手のエネルギー会社の取締役会があった。社外取締役の日本人男性（４４）は質問攻めにあった。
「村上はこれからどうなるんだ」「村上と（ライブドア前社長の）堀江貴文は似た者同士か」
さらに、「なぜ村上はこの国に来たのか」。
この男性は、村上前代表をよく知らず、「説明に窮した」という。
村上前代表は今年３月にシンガポールに新会社「ＭＡＣアセットマネジメントＰＴＥ」を設立。プール、庭つきの超高級マンションも約１１億円で購入した。
事件は現地でも話題で、逮捕を１面で報じた地元紙もある。だが、なぜシンガポールに移転したのかが分からない。
長年、シンガポールで日本企業向けのコンサルタントをしている岡田昌光さん（７４）は「捜査から逃れる意味もあったかも」としつつ、「最大の理由は、ファンド運営者に対する政府の優遇措置だろう」と話す。
岡田さんによれば、日本の法人税は国・地方合わせて約４０％だが、シンガポールでは２０％。シンガポール政府は９０年代以降、外資系金融機関の誘致に力を入れており、一定の要件を満たすファンドに対しては税率を１０％にする制度もできた。
会社設立も簡単だ。地元弁護士によると、最低資本金は１シンガポールドル（約７０円）。日本だと約１カ月かかる設立手続きが約１週間、急げば２日でできるという。
近くファンドマネジャーとして独立する日本人男性は「日本の株を扱う以上、日本を離れるのは明らかに不利。なのにここに来た理由はプレッシャーだろう」と話す。
ファンドの規模が膨らみ、出資者や投資先などから重圧があったはず。「金融ビジネスの成功者が素直に評価される国なので、日本より過ごしやすいと考えたのでは」
新会社の登記簿では、村上前代表の住所は、大統領官邸にほど近い、老朽化したマンションの一室になっている。
管理人によれば、７１年から村上前代表の父が所有しており、父が１０年ほど住んだ後は空室状態だったという。先の日本人男性は「父の地縁からここを選んだのでしょうか」と推理した。
■海外、「捜査共助」が必要
シンガポールに拠点を移したのは捜査を逃れるためだったのか？ 逮捕直前、記者会見でそう尋ねられた村上世彰前代表は、強く否定した。「僕はそんなせこい人間じゃない。ちゃんと帰ってきて検察の話を真っ正面から受け止めている」
ではこの先、シンガポールの関係先に東京地検特捜部が家宅捜索に入ることはあるのだろうか。
特捜部は、５日と６日に国内の関連先を捜索している。検事らは、証拠となるべき資料が大量に持ち出されていたことを確認したという。
日本の捜査当局が、主権の及ばないシンガポールで捜索をするには、外交ルートで「捜査共助」を求めることが必要だ。法務省→外務省→シンガポールの日本大使館→シンガポール外務省→現地捜査当局という流れになる。
法務省によると、０４年までの１０年間で、外国への要請は１５７件。米、韓、フィリピンなど２８カ国に及んだ。逆に外国からの要請は２２９件。米、英、ロシアなど３５カ国からあった。
ただ外交ルートは、手続きが煩雑で時間もかかる。このため政府は、米国や韓国との間で「共助条約」を結び、外交ルートを通さず捜査当局が直接やりとりできる仕組みを作った。だがシンガポールとの間にはその種の取り決めはない。
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以上引用終わり。
＊駅で『日刊ゲンダイ』と『夕刊フジ』を両方買ってしまった。
見出しが気になったからだ。
金の亡者・村上、余罪ボロボロ
↑これがゲンダイで：
村上事件、巨悪は竹中・小泉！？
↑こっちがフジである。
売り子のおかんに訊いたら、フジの方がよく売れているそうである。
私も見出しならフジを取る。ｗ
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＊メディアは今ボコボコに村上を叩いているが、彼の『仕手戦』に全面協力して話題作りに奔走し、結果彼の株価吊り上げ→売り抜けに貢献したのもメディアである。
今日夕方の番組『ムーヴ！』で大谷さんが「この『仕手戦』はかつての地上げ屋と同じ手口だ」と看破した。なかなか鋭い指摘である。笑
＊ホリエモンのときは「功罪を言うなら功の方が断然大きい！」と絶叫していた子沢山弁護士＝橋本も今回は自身が週刊誌に叩かれているとかで（笑）歯切れが悪かった。
＊村上の逮捕直前記者会見を見て私は、「ああ、この男は（それまでの自己主張が通らないとなると、今度は）自分の失態・醜態をこうして茶番化してしまうことで取繕い、当面の身に降る火の粉から逃げおおせようと考えたのか」と思い、「ホリエモンとは役者が違うな」とつくづく興味が尽きなかった。
（後註：4,444億円というファンドの出資比率の実に83％＝37/44が海外からの流入らしい。海外と言ってもアメリカの大学の財団がメインということである。）
＊村上に深く関わったとして、オリックス宮内を筆頭に、政財界、ヒルズ族、起業家らの名前がぞろぞろ（ゴキブリホイホイのように！）出て来ているが、総研内河が容疑不十分で放免というくらいだから、彼らが裁かれることはついにないだろう。村上にしてみても、2,000億円儲けて300万円の罰金刑では私から30円取るより軽いお咎め（？）でしかない。せめて「保釈なしで実刑に直行」くらいのことはしてくれないと誰も納得しないかも知れない。巨悪とペテン師の跋扈する時代ではあるが、粘り強く、決して切れずに、ボチボチ行きたいものである。ｗ
（後註：6/9ムーブで「村上は乗っ取り屋だ」と財部氏。財部誠一氏がこれほど過激に村上を攻撃するとは思いませんでした。みんな鬱積していたのかな？ｗ ）
