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「一方的行動」と対米批判 上海協力機構が首脳会議
2007年8月16日 20時06分『東京新聞』
【ビシケク16日共同】ロシア、中国と中央アジア4カ国でつくる上海協力機構(SCO)の首脳会議が16日、キルギスの首都ビシケクで開かれ、安全保障上の脅威などは「一方的行動では解決できない」としたビシケク宣言を採択、名指しは避けながらも米国の「一極支配」を批判した。
宣言は、安全保障問題には「国際社会が一致した原則に基づき、多国間の枠組みの中で協力することによってのみ効果的に対処できる」と指摘。ロシアのプーチン大統領は「問題を一方的に解決しようとしても成功は見込めない」と演説した。
また、昨年に続いて参加した準加盟国イランのアハマディネジャド大統領は、ロシアが猛反発している米国のミサイル防衛(MD)計画について、東欧にとどまらず「SCO加盟国をはじめ、アジアの多くの国にとって懸念となっている」と非難した。
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「5年で解散」など提案 官民人材センターで有識者
2007年8月16日 16時48分
天下り規制強化のため公務員の再就職あっせんを一元化する「官民人材交流センター」の制度設計に当たっている政府の有識者懇談会は16日までに、センターを5年間で解散し、その後は民間に委ねるなどとするメンバー4人がそれぞれ提出した私案を基に具体的検討に入った。
懇談会は、センターの扱う再就職あっせんの対象者、基準のほか、組織規模や業務内容などについて詰め、10月中に結論をまとめる方針。
懇談会のメンバー8人のうち4人が私案を提出。ボストンコンサルティンググループの秋池玲子マネージングディレクターは、センターについて「5年間運用し、民間の人材サーチ会社の活動で十分なら解散する」と提案。センターの再就職あっせんは対象者1人について1回だけとし、複数企業への「渡りあっせん」は即時廃止することを求めた。(共同)
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憲法審査会始動に反対 民主党方針、秋の臨時国会で
2007年8月16日 18時18分
民主党は16日、憲法改正論議の舞台となる衆参両院の「憲法審査会」について、秋の臨時国会からの始動に反対する方針を固めた。党内には、審査会の実質的な始動を1年程度先送りすべきだとの意見もあり、憲法改正に向けた日程に影響が出そうだ。
民主党は参院選で改憲を掲げた安倍晋三首相に勝利したことを踏まえ「論議の先送りが民意」(幹部)と判断。首相が強い意欲を持つ憲法改正を政治日程から外すことで、政権基盤の弱体化した首相をさらに追い込む狙いがある。
憲法審査会は8月の臨時国会で設置されたが、野党は与党側が提示した運営指針などを定めた規程案の議決に反対。実質的なスタートは9月召集予定の次期臨時国会以降に先送りされた。
民主党は、憲法改正の手続きを定める国民投票法が先の通常国会で強行採決されたことに加え、首相が参院選の争点に改憲を掲げたことに対し「与党と民主党の協調路線を破たんさせた」と反発していた。(共同)
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昨年は15%増の101人と、米軍兵士の自殺件数
2007.08.16
Web posted at: 19:08 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米陸軍当局者は15日、兵士の自殺が昨年、前年比で15%増になった事実を明らかにした。16日に正式発表の見通し。
昨年の自殺件数は101人で、2005年から13人増えた。兵士10万人当たりで17.3人の割合に相当する。ただ、昨年の総数では自殺の可能性が高いとされる2件が含まれている。
自殺に走る要因としては、同僚との付き合いとの悩み、金銭問題、兵士としての遂行義務での失敗などが挙げられている。
今年の6月30日までの自殺数は44人で、うち17人が海外の従軍先で発生していた。イラク駐留米軍兵士の該当数字は不明。
海外での自殺数は2003年に26人、04年に13人、05年に25人、昨年は30人となっている。
米国民の自殺発生率は昨年、10万人当たり13.4人の割合だった。
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首相「加害責任を反省」 62回目の終戦記念日
2007年08月15日13時46分『朝日新聞』
62回目の終戦記念日を迎えた15日、安倍首相は政府主催の全国戦没者追悼式で、アジア諸国への加害責任について「深い反省」と、犠牲者への「哀悼の意」を示し、「不戦の誓いを堅持する」と表明した。一方、靖国神社には超党派の国会議員らが参拝した。「行くか行かないか言わない」とする首相に加え、すべての閣僚が同日の参拝について控える考えを示していたが、当日午後になって高市内閣府特命相が靖国神社を参拝した。「美しい国」「戦後レジームからの脱却」を掲げてきた安倍政権だが、参院選大敗で政権基盤が弱体化したことも手伝って、閣僚までもが参拝への態度をあいまいにする異例の形となった。
戦没者追悼式は、東京都千代田区の日本武道館で正午前に開始。全国の遺族ら約5200人(付き添い含む)と、天皇、皇后両陛下、衆参両院議長ら各界代表を合わせて約6000人が参列した。
「君が代」斉唱に続く式辞で、安倍首相は戦没者の犠牲に触れる一方、「我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表す」と表明。そのうえで、「不戦の誓いを堅持し、国際社会の先頭に立ち、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していくことを誓う」と述べた。
「不戦の誓いを堅持」との文言は、小泉前首相が式辞で使ってきたものを受け継いだ。
その後、参列者が黙祷(もくとう)。続いて天皇陛下が「おことば」を述べた。
追悼の対象は、旧日本軍、軍属の戦死者ら約230万人と、空襲などで亡くなった民間人約80万人の計310万人。軍人、軍属には、台湾や朝鮮半島出身者も含まれる。
父・由之助(よしのすけ)さんが中国山西省で戦死した、高桑国三さん(71)=秋田県男鹿市=が、遺族を代表し「悲惨な戦争体験の傷跡も薄れつつある。今日の平和と繁栄は尊い礎の上にあることを再確認し、世界平和のため誠心誠意努力する」と述べた。
参列者は高齢化と世代交代が進んでいる。戦没者の妻は10年前の97年は1189人で全体の23.4%を占めたが、今年は過去最少の110人で2.2%まで減った。
最高齢は101歳の松岡コトさん=東京都杉並区=で、長男・欣平(きんぺい)さんが出征先のビルマ(現ミャンマー)で戦死した。最年少は高知市の中屋穂香(ほのか)さん(10)。曽祖父・豊信さんが、中国・海南島から帰還途中の船上で爆撃を受け戦死した。
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cf.「ブローニー」
cf.731部隊。
cf.ホロコースト。
cf.「allcinema.」←映画のデータベースはここ♪
2007年8月16日 20時06分『東京新聞』
【ビシケク16日共同】ロシア、中国と中央アジア4カ国でつくる上海協力機構(SCO)の首脳会議が16日、キルギスの首都ビシケクで開かれ、安全保障上の脅威などは「一方的行動では解決できない」としたビシケク宣言を採択、名指しは避けながらも米国の「一極支配」を批判した。
宣言は、安全保障問題には「国際社会が一致した原則に基づき、多国間の枠組みの中で協力することによってのみ効果的に対処できる」と指摘。ロシアのプーチン大統領は「問題を一方的に解決しようとしても成功は見込めない」と演説した。
また、昨年に続いて参加した準加盟国イランのアハマディネジャド大統領は、ロシアが猛反発している米国のミサイル防衛(MD)計画について、東欧にとどまらず「SCO加盟国をはじめ、アジアの多くの国にとって懸念となっている」と非難した。
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「5年で解散」など提案 官民人材センターで有識者
2007年8月16日 16時48分
天下り規制強化のため公務員の再就職あっせんを一元化する「官民人材交流センター」の制度設計に当たっている政府の有識者懇談会は16日までに、センターを5年間で解散し、その後は民間に委ねるなどとするメンバー4人がそれぞれ提出した私案を基に具体的検討に入った。
懇談会は、センターの扱う再就職あっせんの対象者、基準のほか、組織規模や業務内容などについて詰め、10月中に結論をまとめる方針。
懇談会のメンバー8人のうち4人が私案を提出。ボストンコンサルティンググループの秋池玲子マネージングディレクターは、センターについて「5年間運用し、民間の人材サーチ会社の活動で十分なら解散する」と提案。センターの再就職あっせんは対象者1人について1回だけとし、複数企業への「渡りあっせん」は即時廃止することを求めた。(共同)
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憲法審査会始動に反対 民主党方針、秋の臨時国会で
2007年8月16日 18時18分
民主党は16日、憲法改正論議の舞台となる衆参両院の「憲法審査会」について、秋の臨時国会からの始動に反対する方針を固めた。党内には、審査会の実質的な始動を1年程度先送りすべきだとの意見もあり、憲法改正に向けた日程に影響が出そうだ。
民主党は参院選で改憲を掲げた安倍晋三首相に勝利したことを踏まえ「論議の先送りが民意」(幹部)と判断。首相が強い意欲を持つ憲法改正を政治日程から外すことで、政権基盤の弱体化した首相をさらに追い込む狙いがある。
憲法審査会は8月の臨時国会で設置されたが、野党は与党側が提示した運営指針などを定めた規程案の議決に反対。実質的なスタートは9月召集予定の次期臨時国会以降に先送りされた。
民主党は、憲法改正の手続きを定める国民投票法が先の通常国会で強行採決されたことに加え、首相が参院選の争点に改憲を掲げたことに対し「与党と民主党の協調路線を破たんさせた」と反発していた。(共同)
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昨年は15%増の101人と、米軍兵士の自殺件数
2007.08.16
Web posted at: 19:08 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米陸軍当局者は15日、兵士の自殺が昨年、前年比で15%増になった事実を明らかにした。16日に正式発表の見通し。
昨年の自殺件数は101人で、2005年から13人増えた。兵士10万人当たりで17.3人の割合に相当する。ただ、昨年の総数では自殺の可能性が高いとされる2件が含まれている。
自殺に走る要因としては、同僚との付き合いとの悩み、金銭問題、兵士としての遂行義務での失敗などが挙げられている。
今年の6月30日までの自殺数は44人で、うち17人が海外の従軍先で発生していた。イラク駐留米軍兵士の該当数字は不明。
海外での自殺数は2003年に26人、04年に13人、05年に25人、昨年は30人となっている。
米国民の自殺発生率は昨年、10万人当たり13.4人の割合だった。
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首相「加害責任を反省」 62回目の終戦記念日
2007年08月15日13時46分『朝日新聞』
62回目の終戦記念日を迎えた15日、安倍首相は政府主催の全国戦没者追悼式で、アジア諸国への加害責任について「深い反省」と、犠牲者への「哀悼の意」を示し、「不戦の誓いを堅持する」と表明した。一方、靖国神社には超党派の国会議員らが参拝した。「行くか行かないか言わない」とする首相に加え、すべての閣僚が同日の参拝について控える考えを示していたが、当日午後になって高市内閣府特命相が靖国神社を参拝した。「美しい国」「戦後レジームからの脱却」を掲げてきた安倍政権だが、参院選大敗で政権基盤が弱体化したことも手伝って、閣僚までもが参拝への態度をあいまいにする異例の形となった。
戦没者追悼式は、東京都千代田区の日本武道館で正午前に開始。全国の遺族ら約5200人(付き添い含む)と、天皇、皇后両陛下、衆参両院議長ら各界代表を合わせて約6000人が参列した。
「君が代」斉唱に続く式辞で、安倍首相は戦没者の犠牲に触れる一方、「我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表す」と表明。そのうえで、「不戦の誓いを堅持し、国際社会の先頭に立ち、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していくことを誓う」と述べた。
「不戦の誓いを堅持」との文言は、小泉前首相が式辞で使ってきたものを受け継いだ。
その後、参列者が黙祷(もくとう)。続いて天皇陛下が「おことば」を述べた。
追悼の対象は、旧日本軍、軍属の戦死者ら約230万人と、空襲などで亡くなった民間人約80万人の計310万人。軍人、軍属には、台湾や朝鮮半島出身者も含まれる。
父・由之助(よしのすけ)さんが中国山西省で戦死した、高桑国三さん(71)=秋田県男鹿市=が、遺族を代表し「悲惨な戦争体験の傷跡も薄れつつある。今日の平和と繁栄は尊い礎の上にあることを再確認し、世界平和のため誠心誠意努力する」と述べた。
参列者は高齢化と世代交代が進んでいる。戦没者の妻は10年前の97年は1189人で全体の23.4%を占めたが、今年は過去最少の110人で2.2%まで減った。
最高齢は101歳の松岡コトさん=東京都杉並区=で、長男・欣平(きんぺい)さんが出征先のビルマ(現ミャンマー)で戦死した。最年少は高知市の中屋穂香(ほのか)さん(10)。曽祖父・豊信さんが、中国・海南島から帰還途中の船上で爆撃を受け戦死した。
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cf.「ブローニー」
cf.731部隊。
cf.ホロコースト。
cf.「allcinema.」←映画のデータベースはここ♪