本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

松岡自殺。

2007-05-28 15:22:38 | 政治
 自殺を図った松岡農相、死亡を確認=報道 2007年05月28日14時44分

 [東京 28日 ロイター] NHKや共同通信などの国内メディアの報道によると、28日昼過ぎに自殺を図った松岡利勝農相(62)の死亡が確認された。共同通信は、同相が午後2時に死亡したと報じている。

塩崎官房長官は28日午後、松岡氏が自殺を図ったことについて記者会見を行い、警察当局の情報として「午後零時18分に赤坂議員宿舎で意識不明の状態で発見された。午後1時に都内の病院に搬入」されたことを明らかにした。

 松岡農相は1990年、衆院選に立候補し初当選。2005年に衆院選で6選を果たした。昨年、安倍晋三内閣の農相として初入閣した。

 東京株式市場では、松岡利勝農相が自殺を図ったことで日経平均が一時、頭を重くしたが、下値で買いが入りしっかりと推移している。市場では「政治不安から先物に売りが出たが、下値で買いが入り堅調な動きになっている。松岡農相が自殺を図ったことは安倍政権に影響がないわけではないと思うが、今のところ市場で大きな政治的な不安は出ていないようだ。海外勢の受け止め方が注目される」(準大手証券投資情報部)との声が出ていた。

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 農相臨時代理設置へ 官房長官が緊急記者会見(熊本日日新聞)

 塩崎恭久官房長官は28日午後1時半すぎ、松岡利勝農相が自殺を図ったことを受け首相官邸で緊急記者会見し、松岡農相の臨時代理を置く方向で検討していることを明らかにした。

 塩崎氏は、松岡氏について、衆院赤坂議員宿舎で同日午後0時18分に意識不明の状態で発見され、午後1時に都内の病院に入院したことを明らかにした上で「現在治療を受けている。一日も早く回復していただきたい」と述べた。

 自殺の原因などについては「まだ一報に触れたところで特にコメントすることはない」と述べるにとどめた。

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 地元支持者ら絶句、「余りにスキャンダルが多く…」

 松岡農相が自殺を図ったことに、地元の熊本県でも動揺や困惑が広がった。

 同県菊陽町の地元事務所では、秘書が支持者や報道陣からの電話の対応に追われた。秘書は「突然のニュースで驚いた。東京から何も連絡がなく心配だ」と語った。また、熊本市の自民党熊本県連も事実関係の確認に追われた。県連職員は「テレビ速報で知った。県連三役と早急に連絡を取り、対応を考えたい」と声をうわずらせていた。

 同県阿蘇郡の建設会社幹部は「この数か月、事務所費問題などの疑惑があったせいか、以前のような元気がなかった」と話した後、しばらく絶句。「先週、自民党の会合で姿を見たが、青白い顔をしていて、心労があるのかなと思った」と言葉を継いだ。

 また、地元有力支援者の建設会社社長は「どういう心理だったかは分からないが、非常に心配だ。余りにもスキャンダルが多いので、死によって自らけじめをつけようとしたのではないか」と話した。

 28日は、熊本市内で県内の建設業者の会合が開かれていた。午後1時過ぎ、会合に出ていた各社の社長らの携帯電話が次々に鳴り、「松岡農相自殺図る」の知らせがもたらされた。松岡農相の支援企業も多く、社長らは、会議室を出たり入ったりして連絡に追われるなど、慌ただしい様子を見せていたという。

 松岡農相の地元の元私設秘書は「いろいろと疑惑があり、政権にも影響を与える状況になっていただけに、責任を感じたのだろうか」と胸中を推し量った上で、「秘書らには、トップダウンで命令し、言い出したら周囲の意見を聞かない強情なところがあった。思い詰めてしまったのだろうか」と話した。
(2007年5月28日14時45分 読売新聞)

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 鈴木宗男氏、松岡氏に「おわび勧めた」とHPに記す 2007年05月29日03時13分
(朝日新聞)

 鈴木宗男衆院議員は28日、自身のホームページで、自殺した松岡農水相について以下のように記した。

(一部略)

    ◇

 農林水産省のまだ肩書のなかった役人時代からの、35年にわたる付き合いだったが、何ともあっけない永遠の別れだ。

 24日夜、会合で話したのが最後となった。私は松岡大臣に「あす決算行政監視委員会で私が質問するから、国民に心からのおわびをしたらどうか。法律にのっとっている、法律に基づいてきちんとやっていますと説明しても、国民は理解していない。ここは国民に土下座し、説明責任が果たされていませんでしたと率直に謝った方がいい」と進言したら、力なく「ありがたいお話ですが今は黙っていた方がいいと国対からの、上からの指示なのです。それに従うしかないんです」と、弱気な言いぶりだった。

 私はなお、「これからも何かにつけこの話は続くので、早く国民に正直に説明した方が良いと思うよ」と重ねて話すと、「そこまで言ってくれるのは鈴木先生だけです」とほほ笑んでくれた。

 私自身なんとなく松岡さんの胸の内がわかる。私が逮捕されるまで、毎日の様に励ましの電話をくれた松岡さんだった。

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 *詳しくは『ムネオ日記』へ行って頂いて全文をご覧下さい。

 *鈴木宗男氏が自民党でバリバリいわしていた頃の盟友が故松岡大臣である。共に「塀の上を歩いていた」二人だが、ムネオさんは塀の内側に落ちて服役し、その後復活して北海道に新党を打ち立てるまでになった。一方松岡氏の方は自民党農水族の大物として相も変わらず塀の上を歩き続け、結果今回の自死にまで追い込まれた。

 *一本5,000円のいかがわしいミネラルウオーターを飲んでいたと噂された光熱水費の問題ではのらりくらりと逃げの答弁を繰り返して野党の追及をかわしていたが、新たに噴出した緑資源機構談合「口利き疑惑」の捜査が地元・熊本にまで及んだとなると(←当局は否定)いよいよ逃げ場を失い、与党からも「辞めろコール」が湧き上がって、立食パーティーではポツリと孤立している姿も見受けられたと言うから、まさに四面楚歌の状況だったようである。

 *安倍ポン執行部がなぜこれほどまでして松岡大臣を庇い続けなければならなかったのかはいまだ謎である。芋蔓式に事件が拡大するのを恐れたのだろうか。あるいはいけいけどんどんで正面突破出来ると踏んでいたのだろうか。週刊誌を始め各種メディアの「真相究明」記事に期待したい。

 *その後、緑資源機構疑惑で新たな自殺者が出たとの一報が入った。底無しである。松岡大臣には緑以外にも重大な疑惑があったと指摘するジャーナリストもいるくらいだから、これは一大疑獄に発展する可能性もある。そうなれば、安倍ポンは参院選や衆院解散どころか総辞職だろう。

 【第三報】緑資源機構前身の元理事が転落死、自殺か/横浜

2007/05/29(神奈川新聞)

 二十九日午前五時十五分ごろ、横浜市青葉区青葉台のマンション駐車場で、独禁法違反容疑で担当理事らが東京地検特捜部に逮捕された独立行政法人「緑資源機構」(川崎市)の前身、旧森林開発公団の山崎進一元理事(76)が転落死しているのが見つかった。

 山崎元理事はこのマンション在住で、六階の階段に靴がそろえて置いてあり、神奈川県警は自殺とみて調べている。パジャマ姿で、頭から出血していた。遺書は見つかっていない。

 元理事は、緑資源機構の官製談合事件で問題となった発注側主導の受注調整システムを作り上げた人物とされ、二十六日には自宅が東京地検特捜部の家宅捜索を受けた。

 関係者によると、山崎元理事は旧森林開発公団の生え抜き職員で、一九八八年十月に生え抜きとして初の理事に就任。九〇年十月に退任した。退任後は、機構の事業を受注する土木建設業者らでつくる任意団体「特定森林地域協議会」(特森協、昨年十一月解散)の副会長も務めた。

 二十六日には、社長らが特森協幹部を務めていた島根県と宮崎県の建設会社二社も、特捜部の家宅捜索を受けた。


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