本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

溢れ出る色彩?

2005-08-13 17:37:23 | 
*小用で駅に行った。お盆休みでごった返していた。その前に某百円寿司にも行って遅い昼食をとった。
 出る前会計ボタンを押すと必ず言われることがある。

「お会計でよろしかったでしょうか?」

 ・・・「よろしかったでしょうか」と聞くんじゃねえって言ってるだろ?!
 「(はい、お待たせしました。)お会計でございますか?」と言え!
 あるいは単に「お会計ですか?」では何故いけないのか、理由がわからない。この変な日本語で私はいつも不愉快になるのだがテキはてんで悪びれることなく重ねて聞いて来る。

「5皿でよろしかったでしょうか?」

 うるせえっちゅうんじゃ。いいも悪いもねえだろうが?!
 私は大食漢のつもりだが、お茶を飲み過ぎるせいかいつも4~5皿で満腹してしまう。それはいいとして、もしこちらが

「5皿じゃねえよ! よく見ろ、4皿だ!」

とでも答えようものなら、マニュアルでは一体どうなっているのか確かめたい気も大いにあるが、私は小心者なので(!)とてもそんなことを言い返す勇気などない。

*漱石の『猫』で、苦沙味先生たちが洋食店に入って『トチメンボー』(←栃の木で作った麺棒で高級品とされる)を注文して女給さんを困らせる場面があった。メ二ューにある『メンチボール』をわざと言い間違えてネタにしているのである。

*あるいはジャック・ニコルソンの『5 easy pieces』ではとあるドライヴ・インで「トーストが食べたい」と繰り返し注文する主人公に対し「チキンカツサンドはあるがトーストはメニューにはない」と言い張って譲らぬ杓子定規なウエイトレスに逆上して、

「じゃあそのチキンカツサンドを注文するから俺にはトーストだけよこしてチキンはお前の股座にでも挟んでおけ!」

 と叫ぶ卑猥だが痛快なシーンがあった。

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*実は今日は『陰影、濃淡、光と影。モノクロの厚み』というテーマで書く予定でいた。

 巷には色が溢れている。けばけばしい世の中である。自分でもだらしなく様々な色を使って葉書絵を描いていながら、ときに色はもう沢山だと思うことがある。色に自家中毒を起こすのである。例えばモノクロ写真だが、下手なカラフル写真よりよっぽど訴求力がある場合がある。白黒でなければ描けない風景もある。それは心象風景に限らない。

 ・・・といった内容であるが最初から脱線してしまった。
 まあこれはこれで私らしくていいのかも知れない。


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