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2007年11月6日(火) 夕刊 1面 (沖縄タイムス)
嘉手納53機 撤去要求/F15飛行停止
【中部】米本国での墜落事故を受け、嘉手納基地のF15戦闘機が飛行を停止していることについて嘉手納町議会(伊礼政吉議長)は六日午前、臨時会を開き、同基地所属のF15全五十三機の即時撤去を求める意見書案と抗議決議案を全会一致で可決した。また、同基地を抱える嘉手納、北谷、沖縄の三自治体の首長らで組織する「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は同日午後、北谷町役場で幹事会を開き、F15の即時撤去などを求める方向で協議する。
嘉手納町議会は六日午前に開いた臨時会で、米軍嘉手納基地に配備されているF15全五十三機を即時撤去するよう求める意見書と抗議決議の両案を全会一致で可決した。
臨時会は当初、同基地所属のF15など計八機が十月三十日に未明離陸を強行した問題で、抗議決議と意見書を審議する予定だったが、今月二日に米国内でF15が墜落、同基地に配備されているF15が飛行を停止していることが五日、明らかになったことを受け、「欠陥機F15戦闘機を撤去すること」の一文を急きょ盛り込んだ。
同町議会は後日、同基地など関係機関を訪れ、F15撤去を求めて直接抗議する予定。
未明離陸に対しては、同基地の騒音防止協定は深夜早朝(午後十時―翌日午前六時)の飛行を制限しているが、米軍は「運用上必要」として「例外規定」を盾に未明離陸を繰り返しており、協定そのものが形骸化している実態を指摘。「例外規定」廃止のため、地元自治体、県、県議会、県選出国会議員の連携の必要性を強調。「同協定の抜本的見直しを働き掛けることが強く求められている」と訴えている。
日米両政府に対しては深夜早朝飛行の中止に向けた協議を行い、内容を明らかにすることを要求している。
即時撤去要請へ三連協が幹事会/北谷町役場で午後
三連協は六日午後、北谷町役場で幹事会を開き、嘉手納基地所属の「F15戦闘機の即時撤去」などについて協議する。
野国昌春会長(北谷町長)は、昨年一月に伊計島沖で起きたF15の墜落事故を挙げ、「沖縄だけでなく、至る所で事故を起こしている欠陥機が、われわれの上空を飛んでいること自体許せない。即時撤去すべきだ」と強調した。
◇ ◇ ◇
領空侵犯F4で代替/那覇から派遣 空自「支障ない」
【東京】米空軍のF15戦闘機の墜落事故を受け、航空自衛隊は千歳(北海道)、小松(石川県)、百里(茨城県)の各基地で対応する対領空侵犯措置でもF15の飛行を見合わせ、F4戦闘機で対応措置を取っていることが六日、分かった。空自那覇基地から五日、F4八機を百里基地に派遣した。
航空幕僚監部は事故原因が判明するまでF15の飛行を当面見合わせる方針。対領空侵犯措置に関してはF4戦闘機で対応するとしており、「特に支障はない」と説明した。
飛行見合わせについて空幕は「自衛隊が使用しているF15は米国からライセンスを取得して生産している。今回は安全を重視し、(墜落事故の)原因が分かるまで飛行を見合わせることにした」としている。
空幕によると、四日に米軍から「米空軍のF15に不具合があった」との連絡を受け、航空総隊司令官などから各部隊長に飛行を見合わせるように指示したという。
墜落事故原因についての外務省の照会に対し、駐日米国大使館は「調査中」としているという。
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小沢代表が辞意撤回 民主の慰留受け入れ
2007年11月7日 中日新聞朝刊
辞任を表明していた民主党の小沢一郎代表は六日夜、菅直人、輿石東両代表代行、鳩山由紀夫幹事長と都内の個人事務所で会談し、慰留を受け入れ、辞意を撤回した。七日午後に開かれる両院議員総会に出席し、続投の理由を説明する。二日の福田康夫首相(自民党総裁)と小沢氏の党首会談に端を発した民主党の混乱は収拾するが、次期衆院選に向け、態勢の立て直しと有権者の信頼回復が急務となる。
鳩山氏によると、小沢氏は続投要請に対し「本当に恥をさらすようだが、皆さんの意向を受けてぜひもう一度頑張りたい。大変なご苦労をかけた。感謝している」と述べた。
民主党内では、小沢氏慰留の前提として、自民党との「大連立」を進めないことを小沢氏に確認すべきだとの意見が強かったが、鳩山氏は会談後、記者団に対し、小沢氏続投には「何も(条件は)ついていない」と述べた。
民主党執行部はこれに先立つ六日午後、党本部と国会内で衆参両院議員の当選回数別の懇談会を相次いで開き、小沢氏に留任を求める方針を確認。菅氏らは小沢氏にこうした党内情勢を説明し、翻意を促した。
ただ、議員懇談会では「小沢氏は混乱を招いたことについて国民に謝罪し、説明すべきだ」「選挙で政権交代するという原則を確認してほしい」などの注文が相次いだ。一部からは「慰留すべきではない」との意見も出た。これを受け、小沢氏は七日午後の両院議員総会で、福田首相との会談内容や辞意撤回の理由を説明する。
さらに、党内には、小沢氏が首相との会談で独断で大連立構想を進めたことに、なお批判がくすぶっている。小沢氏は、次期衆院選準備をはじめとして、厳しい党運営を強いられることになる。
小沢氏は二日の党首会談後、自民党との大連立に向けた政策協議入りを党役員会に諮ったが、拒否され、四日に「混乱の責任を取る」として辞任を表明。党執行部が慰留していた。
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*民主党内部から「こんな人には付いて行けない」という批判が出るのは当然として、元々反・小沢、反・民主の連中が鬼の首でも獲ったかのように「だから民主は駄目なんだ」とはしゃぎ回っているのはまさに余計なお世話と言うものである。メディアは小沢を嵌めた福田の責任は問わないでいいのか。
『我が事成れり』とばかりに「テロ特は後回しでいいなんて言ってませんよ」と早くも自分の言を翻した福田を追及しなくていいのか。
民主党を攻撃するのは彼らが政権を獲ってからでも充分間に合う。
参院選大敗で困っているのは自民党であり、福田であり、中曽根であり、ナベツネである。だから技を仕掛けて来たのである。小沢さんは「だったら(大連立という)この話に乗った方が話が早いじゃないか。一旦毒饅頭を食った振りして自民党を引っ掻き回してやった方がいい。アンチ小沢も大勢いることだし、自民党を分裂させることも可能だ」と考えたのかも知れないが、とてもじゃないけど民主党内はそんな『超柔軟対応戦略』でまとまり切れる政党ではない。笑。
遺憾ながら(はあ?)民主党は、かつてのタケシ軍団のように総帥が「おい、野郎ども行くぞ」と一声発すれば直ちに一丸となって敵本陣に殴り込みをかけることが可能な集団ではないのである。これが出来る集団なら、一旦騙された振りをしておいて『政策合意の不履行』を理由に正念場で総撤収し、自公を文字通り瓦解させることも充分可能だが、民主党はあいにくそこまで戦える集団ではないのである。w
ともあれ、『なりふり構わず延命を図る自民党をまず潰せ』ということだ。
頑張って頂戴ってか。あっそ。w
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Re:狢 狸に負けるの図(11/07) 小杉とマキコさん
ちび狸さん
>福田氏は 父親が田中角栄に追い落とされたので
>そうとう策士になってますね。
>安倍ポンの時代も忍耐で 後は マリオネットっぽくしていれば良しかと。
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『読売』は既に8/16の社説で『救国のための大連立構想』をぶち上げているそうです。明日発売の『週間文春』ではなべつねが福田・小沢双方に『相手は大連立に大いに乗り気だ♪』と焚き付けたことをすっぱ抜いたらしい。これとつるんでいるのが中曽根、小沢を呼びつけて根回しをした『福田代理』とはチーズ・森、小沢さんと囲碁を打ちながら密談を準備~根回ししたのがかつて中曽根の秘書をしていた与謝野で、彼は安倍ポン退任劇でも重要な役割を果たしている。小沢は自民党時代例の防衛省ゴルフ接待の企業と関係があった事実を自民党に握られている・・とそういう仕掛けのようです。仕掛けて仕損じなし。こういう寝技は自民党は流石にうまい。小沢さんはむしろ被害者ではないか。笑。(2007年11月07日 22時51分02秒に加筆。)
嘉手納53機 撤去要求/F15飛行停止
【中部】米本国での墜落事故を受け、嘉手納基地のF15戦闘機が飛行を停止していることについて嘉手納町議会(伊礼政吉議長)は六日午前、臨時会を開き、同基地所属のF15全五十三機の即時撤去を求める意見書案と抗議決議案を全会一致で可決した。また、同基地を抱える嘉手納、北谷、沖縄の三自治体の首長らで組織する「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は同日午後、北谷町役場で幹事会を開き、F15の即時撤去などを求める方向で協議する。
嘉手納町議会は六日午前に開いた臨時会で、米軍嘉手納基地に配備されているF15全五十三機を即時撤去するよう求める意見書と抗議決議の両案を全会一致で可決した。
臨時会は当初、同基地所属のF15など計八機が十月三十日に未明離陸を強行した問題で、抗議決議と意見書を審議する予定だったが、今月二日に米国内でF15が墜落、同基地に配備されているF15が飛行を停止していることが五日、明らかになったことを受け、「欠陥機F15戦闘機を撤去すること」の一文を急きょ盛り込んだ。
同町議会は後日、同基地など関係機関を訪れ、F15撤去を求めて直接抗議する予定。
未明離陸に対しては、同基地の騒音防止協定は深夜早朝(午後十時―翌日午前六時)の飛行を制限しているが、米軍は「運用上必要」として「例外規定」を盾に未明離陸を繰り返しており、協定そのものが形骸化している実態を指摘。「例外規定」廃止のため、地元自治体、県、県議会、県選出国会議員の連携の必要性を強調。「同協定の抜本的見直しを働き掛けることが強く求められている」と訴えている。
日米両政府に対しては深夜早朝飛行の中止に向けた協議を行い、内容を明らかにすることを要求している。
即時撤去要請へ三連協が幹事会/北谷町役場で午後
三連協は六日午後、北谷町役場で幹事会を開き、嘉手納基地所属の「F15戦闘機の即時撤去」などについて協議する。
野国昌春会長(北谷町長)は、昨年一月に伊計島沖で起きたF15の墜落事故を挙げ、「沖縄だけでなく、至る所で事故を起こしている欠陥機が、われわれの上空を飛んでいること自体許せない。即時撤去すべきだ」と強調した。
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領空侵犯F4で代替/那覇から派遣 空自「支障ない」
【東京】米空軍のF15戦闘機の墜落事故を受け、航空自衛隊は千歳(北海道)、小松(石川県)、百里(茨城県)の各基地で対応する対領空侵犯措置でもF15の飛行を見合わせ、F4戦闘機で対応措置を取っていることが六日、分かった。空自那覇基地から五日、F4八機を百里基地に派遣した。
航空幕僚監部は事故原因が判明するまでF15の飛行を当面見合わせる方針。対領空侵犯措置に関してはF4戦闘機で対応するとしており、「特に支障はない」と説明した。
飛行見合わせについて空幕は「自衛隊が使用しているF15は米国からライセンスを取得して生産している。今回は安全を重視し、(墜落事故の)原因が分かるまで飛行を見合わせることにした」としている。
空幕によると、四日に米軍から「米空軍のF15に不具合があった」との連絡を受け、航空総隊司令官などから各部隊長に飛行を見合わせるように指示したという。
墜落事故原因についての外務省の照会に対し、駐日米国大使館は「調査中」としているという。
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小沢代表が辞意撤回 民主の慰留受け入れ
2007年11月7日 中日新聞朝刊
辞任を表明していた民主党の小沢一郎代表は六日夜、菅直人、輿石東両代表代行、鳩山由紀夫幹事長と都内の個人事務所で会談し、慰留を受け入れ、辞意を撤回した。七日午後に開かれる両院議員総会に出席し、続投の理由を説明する。二日の福田康夫首相(自民党総裁)と小沢氏の党首会談に端を発した民主党の混乱は収拾するが、次期衆院選に向け、態勢の立て直しと有権者の信頼回復が急務となる。
鳩山氏によると、小沢氏は続投要請に対し「本当に恥をさらすようだが、皆さんの意向を受けてぜひもう一度頑張りたい。大変なご苦労をかけた。感謝している」と述べた。
民主党内では、小沢氏慰留の前提として、自民党との「大連立」を進めないことを小沢氏に確認すべきだとの意見が強かったが、鳩山氏は会談後、記者団に対し、小沢氏続投には「何も(条件は)ついていない」と述べた。
民主党執行部はこれに先立つ六日午後、党本部と国会内で衆参両院議員の当選回数別の懇談会を相次いで開き、小沢氏に留任を求める方針を確認。菅氏らは小沢氏にこうした党内情勢を説明し、翻意を促した。
ただ、議員懇談会では「小沢氏は混乱を招いたことについて国民に謝罪し、説明すべきだ」「選挙で政権交代するという原則を確認してほしい」などの注文が相次いだ。一部からは「慰留すべきではない」との意見も出た。これを受け、小沢氏は七日午後の両院議員総会で、福田首相との会談内容や辞意撤回の理由を説明する。
さらに、党内には、小沢氏が首相との会談で独断で大連立構想を進めたことに、なお批判がくすぶっている。小沢氏は、次期衆院選準備をはじめとして、厳しい党運営を強いられることになる。
小沢氏は二日の党首会談後、自民党との大連立に向けた政策協議入りを党役員会に諮ったが、拒否され、四日に「混乱の責任を取る」として辞任を表明。党執行部が慰留していた。
============
*民主党内部から「こんな人には付いて行けない」という批判が出るのは当然として、元々反・小沢、反・民主の連中が鬼の首でも獲ったかのように「だから民主は駄目なんだ」とはしゃぎ回っているのはまさに余計なお世話と言うものである。メディアは小沢を嵌めた福田の責任は問わないでいいのか。
『我が事成れり』とばかりに「テロ特は後回しでいいなんて言ってませんよ」と早くも自分の言を翻した福田を追及しなくていいのか。
民主党を攻撃するのは彼らが政権を獲ってからでも充分間に合う。
参院選大敗で困っているのは自民党であり、福田であり、中曽根であり、ナベツネである。だから技を仕掛けて来たのである。小沢さんは「だったら(大連立という)この話に乗った方が話が早いじゃないか。一旦毒饅頭を食った振りして自民党を引っ掻き回してやった方がいい。アンチ小沢も大勢いることだし、自民党を分裂させることも可能だ」と考えたのかも知れないが、とてもじゃないけど民主党内はそんな『超柔軟対応戦略』でまとまり切れる政党ではない。笑。
遺憾ながら(はあ?)民主党は、かつてのタケシ軍団のように総帥が「おい、野郎ども行くぞ」と一声発すれば直ちに一丸となって敵本陣に殴り込みをかけることが可能な集団ではないのである。これが出来る集団なら、一旦騙された振りをしておいて『政策合意の不履行』を理由に正念場で総撤収し、自公を文字通り瓦解させることも充分可能だが、民主党はあいにくそこまで戦える集団ではないのである。w
ともあれ、『なりふり構わず延命を図る自民党をまず潰せ』ということだ。
頑張って頂戴ってか。あっそ。w
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Re:狢 狸に負けるの図(11/07) 小杉とマキコさん
ちび狸さん
>福田氏は 父親が田中角栄に追い落とされたので
>そうとう策士になってますね。
>安倍ポンの時代も忍耐で 後は マリオネットっぽくしていれば良しかと。
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『読売』は既に8/16の社説で『救国のための大連立構想』をぶち上げているそうです。明日発売の『週間文春』ではなべつねが福田・小沢双方に『相手は大連立に大いに乗り気だ♪』と焚き付けたことをすっぱ抜いたらしい。これとつるんでいるのが中曽根、小沢を呼びつけて根回しをした『福田代理』とはチーズ・森、小沢さんと囲碁を打ちながら密談を準備~根回ししたのがかつて中曽根の秘書をしていた与謝野で、彼は安倍ポン退任劇でも重要な役割を果たしている。小沢は自民党時代例の防衛省ゴルフ接待の企業と関係があった事実を自民党に握られている・・とそういう仕掛けのようです。仕掛けて仕損じなし。こういう寝技は自民党は流石にうまい。小沢さんはむしろ被害者ではないか。笑。(2007年11月07日 22時51分02秒に加筆。)