本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

祝政権交代5.

2009-09-06 15:16:42 | 社会




祝政権交代5♪
1.駆け込み天下りは一ヶ月で121人になった。省庁→特殊法人・社団法人等へ官民交流センターの斡旋なしでも勝手に行く。農水省事務次官等、大日本水産会の件は悪質だ。省側は「所管省としての過剰介入は避ける」などと言い訳し、枡添はおとぼけで逃げ切る腹だ。

旧大蔵省出身・藤井最高顧問 : 霞ヶ関に加えて、議員の世襲制限や企業献金の廃止等、大掃除は緊急の課題である。全国各地区への保育所建設は直接地域経済の活性化を齎す。自公政権の15兆円補正は官庁施設の耐震化などに偏っているから、これを小中学校や福祉施設を優先するよう改める。補正の無駄は必ず表面に出て来る。雇用調整助成金・エコポイントは削らないが公共事業にはメスを入れる。八ツ場ダムは凍結する。これは財政民主主義違反だ。新政府は再補正する。

 毎度言うことだが、これは「初めてのお使い」であるからそんなに最初からなんでもかんでもうまく行く筈がない。50-60点出来れば上等である。そこを目指せばいい。国家戦略局を創設してこれを内閣の上に置く。従来の財務省主計局による予算配分は停止、これをもって官僚は政治家の下に置かれる。

2.自民党は119議席しかなくなった衆議院での首班指名で誰の名前を書くか揉めているそうである。
 選挙が終わってから特別国会召集まで半月あるわけだから、「時間がないから新総裁選出が間に合わない」などという言い訳は通らない。甘えるんじゃない。

 小泉が登場したのも総裁選の全国キャンペーンを通してだった。事前予測では橋龍圧勝の筈がこの劇場型政治で一挙に逆転し、郵政選挙でも大勝した小泉から政権を禅譲された安倍ポンは参院選で大敗したが、それは「衆院選ではないから国民の審判ではない」として一旦は居直り、その後「ママ、小沢くんが苛めるんだ。わぁ~ん」と泣きながら辞任して、以降福田も総裁選劇場を通して総理・総裁になったものの、これは「選挙の顔にならないからお前は解散するな」と総理大臣の専権事項を封じられた挙句切腹・辞任に追い込まれ、最後に麻生が「選挙の顔」としてやはり全国キャンペーンをした後「総選挙の洗礼」を受けずに総理・総裁に就いたが、これも支持率低下に歯止めがかからず、党内からも一転「麻生では選挙は戦えない」と言われて、土壇場まで逃げまくった挙句の、今回の史上空前の大敗北であるから救いようがない。

3.田中真紀子さんの処遇はどうなるのだろうか。本人は環境問題をやりたい意向があると言う。小沢幹事長の力がどこまで及ぶかが彼女の人事でわかる。参院選は来年7月に迫っているから、彼女には分相応のポストを与えた上で全国を遊説して貰いたいと私は思っている。この人の話は楽しいからだ。

4.歴代自民党総理の似顔絵まんじゅうを作り続けて来た某社社長はこの大敗に寝込んでしまい、鳩山総理のまんじゅうなどは「義理と人情とやせがまん」で意地でも作らないそうである。他方民主党シンパの社長はこれまでの「鳩山サブレ」に加えて昨日9/5から「祝政権交代紅白まんじゅう308」を販売開始するとのことである。「菓子業界も政権交代だ」と息巻いているが、商売に政治を持ち込んではいけないという常識がこの人たちにはない。
 どこかの魚屋の親父が「共産党に売る魚はない」などと言い出したら世の中回って行かない。「白い猫も黒い猫も鼠を取る猫はいい猫」なのである。

5.引退した元自民党幹事長・野中広務は9/6『時事放談』で「今回の民主党の選挙は買収選挙だ」と繰り返し主張していたが、それを言うなら対する自民党はどうだったかに触れなければならない。自公政権は既に5-6月の段階で生活給付金の大判振舞い=現ナマ支給をしているが、これが選挙目当てだったことは一目瞭然である。買収を言うなら「買収合戦」と言わなければ片手落ちである。

6.「日本経済は全治3年だから自分にもう2年任せてくれ」という麻生の主張は国民に拒絶された。
 民主党の安全保障政策には「国を守る責任力」がないとの主張だったが、元より自民党ー外務省には「米国追従」という卑屈な大原則以外見るべき「政策」など無かったのである。

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選択のあとに:09政権交代 比例当選者ら、笑顔次々 自民大物、目立つ「代理」
 ◇南関東・横粂氏「実感わいてきた」
 ほぼ半数を民主党が占めた衆院選比例代表当選者への当選証書付与式が5日午前、東京・霞が関の総務省で行われた。自民党当選者の多くが代理出席だったのに対して、民主党は新人を中心に本人が顔を見せるケースが多く対照的。証書を受け取った議員は改めて当選の喜びをかみしめていた。【篠原成行】

 全国11ブロックの当選者は180人。神奈川11区で小泉進次郎氏に敗れたものの、南関東ブロックで復活当選した新人の横粂勝仁氏は、開式15分前に会場入り。緊張した面持ちで着席した。証書を受け取った横粂氏は「支えてくれたみんなの努力の結晶がこの証書だと思うと、当選の実感がわいてきました」と、選挙戦で日焼けした表情を引き締めた。

 東京ブロックの新人で元葛飾区議の早川久美子氏は、「当選証書は思っていたよりズシリと感じた。この重さをかみしめて忘れないようにしたい」と笑みを浮かべた。

 また、石川2区で森喜朗元首相と大接戦を演じた、河村たかし名古屋市長の元秘書で新人の田中美絵子氏(北陸信越ブロック)は、会場外で報道陣に囲まれた。田中氏は「これだけ注目してもらって責任を感じる。河村市長からは『これからも週に1度は地元で自転車遊説をするように』と言われました」と語った。

 自民党で比例復活当選した東京1区の与謝野馨財務・金融相、東京10区の小池百合子元環境相、北海道12区の武部勤元幹事長、岐阜1区の野田聖子消費者行政担当相らは、いずれも代理人が出席。当選証書を受け取ると、足早に会場を後にした。

 小選挙区の当選者には各都道府県選管で当選証書が渡された。
(9/5『毎日』夕刊)

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