本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

未来予測?

2005-05-04 08:33:10 | 社会
鉄腕アトムは無理でも大型TV4万円 経産省が予想 (朝日新聞) - goo ニュース

*根拠が皆無というわけではなく、《未来予測》というものは概ね当るものだと私は思っている。
 何故なら、人はそもそも実現不可能なことなど想像することさえ叶わないからだ。
 但し欲を言えば、予測するのは官僚ではなくその下請けでもない、普通の民間にして戴きたかった。

*私が小学生だった頃--漫画も月刊誌(『少年』『少年クラブ』『ぼくら』『冒険王』など)だけがたくさん出ていた頃--それら雑誌には特集として《未来予測》がしばしば組まれていた。私ら子供たちはそれら月刊誌を廻し読みしていたから、どの記事の情報もキャッチしており、それらの予測が当るのかどうか日々胸躍らせていたと言っていいのである。

*そして今思えば予測はかなり(?)当っている。《夢の超特急》(←新幹線のこと)は実現したし、東京・大阪などの《都市高速道路網》(←但し高速かどうかは疑問が残るが)などは図柄としては昔の手塚漫画そっくりである。在来線特急《こだま》の東京ー大阪間は6時間半だったし、宮城まりこの『田舎のバス♪』ではないが、ちょっと田舎へ行くと未舗装の埃っぽい道をノーズの大きな乗り合いバスがブイブイいわしてガタゴト走っていた時代の話である。

*話はちょっと横道にそれるが、田舎のバスの歌詞は↓こんなふうで(但し一部だけである)、途中台詞も入る名曲だった。

♪いなかぁのバスはオンボロ車
 タイヤァは継ぎだらけ、まぁどは閉まらない
 それでもお客さん、我慢をしていぃる
 それぇは私が美人だかぁらっ!・・・

*話を戻すと、たかだか月までとは言え《宇宙旅行》は実現しているし、一粒の錠剤にお湯をかけてもほっかほかのローストチキンなど出て来はしないが、人造肉も各種サプリメントもある。是非はともかくとして、人類は既に自然食品の代替物を化学合成し始めているのである。

*当時の子供たち用の未来予測には、「今後人類はどうなる?」とか戦争や国家間のトラブルの問題はどうだとかいう記述は無かったと思う。「そういうことは君たち次第ですよ」と言外に言っていたのだとしたら大したものだったが・・・。
*周知のように手塚作品の設定ではアトムは既に生まれている筈だがこれは「近未来でも出来ぬ相談」だという今回の予測には失望した、というか記事を読む限りでは、今回の予測自体が(経産省の仕事のせいか)面白みに欠けるものだった。

*20世紀のトピックスについてはここ→へ行くと各年次ごとにその大要が掴めます。



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