人生に立ち会い応援する仕事

老舗お茶屋さん（個人事業）が移転しました。

コロナ禍でお葬式のほとんどが家族葬になり、売上の大半を占める粗供養品需要が蒸発。この環境変化はもう元には戻らない！と覚悟し、製茶業から抹茶スイーツ小売業への転身を決意。事業再構築補助金を自力申請し見事採択。今週、大きな旧店舗から、自宅横の新店舗へ移転されました。

相当無理なスケジュールで突っ走ってきた店主（女性）は疲労困憊。

でも、私が新店舗を訪ねると、とても穏やかな笑顔で出迎えてくれました。そして無邪気にお店を案内してくれる様子はまだ小さい少女のようでした（実際は私より10以上年上）。

お父さんが急に亡くなり、にわかに事業承継した女性がコロナに翻弄され、老舗家業の重みと向き合い、なんとか見つけ実現した事業のカタチ。

不安も大きいけど、次の世代（娘）へのバトンタッチも視野に、新たな一歩を踏み出されました。

商工会議所・商工会の経営指導員は、経営者とその家族の、人生の大切なシーンに立ち会い、応援する仕事だと言うこともできます。

経営指導員、全国で募集中です(笑)