2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

はぜ掛け米の脱穀時期

2020-01-05 19:37:35 | お米語り
「はぜ掛けって大変な作業なんですよね」
「慣れてしまえば楽なもんだ。慣れだよ」

いとも簡単に受け答えされるので、農家さんとのやり取りに少し拍子抜けした。


自分が食している「はぜ掛け米」が美味しいんだと、自分が納得したい
だけで農家さんに色々聞いている。



「はぜ掛け乾燥と機械乾燥ではやはり違うんですか」



「機械乾燥だって、美味しいお米は作れるよ。乾燥温度を今では細かく
調整するみたいだし、それはそれで大変だね。俺にはできない」



「はぜ掛け米で脱穀する時期は稲を手に取れば分かるもんですか」


「分かるね」


「その年の天候にも因ると思うんですが」
「その年の天候というより、その日の天気だね。一週間の天気は確認している
けれど、朝起きた時に、肌で分かるよ。
あっ、今日だな、ってね」


「雨が降ればはぜ掛けから降ろすのは遅れるが、そんなのは当たり前で
今日だ!っていうのが分かる。その日の湿度とか、晴れとか、風とか。
分かっちゃうんだな、これが」


期待している回答なんか眼中にありません。


人の米作りなどどうでもよし。
美味い、不味いは食べた人が決めればよし。


「しょうがないよ。これが家のやり方だから」


ロッドのガイド交換①(コンバットスティックインスパイア スーパーエアリアル 改)

2020-01-05 17:19:04 | 釣り
「昔はこれで大きな魚を釣ったんだ」
「あの頃の〇〇では大きな魚がいたよね」

何十本もの釣竿を並べられてあーでもない
こーでもない、言われても面白くも何ともない。

そんな懐古主義ではなくて、定年退職した
後でもスーパーカブに自慢の釣竿突き刺して走り回っているおっちゃんの方が余程カッコいい
のだ。


「何ですかこのルアー、何か変な頭が着いていますが・・・」
「車のタイヤのバランサーを改造して着けたんだ。飛ぶし、釣れるよ」


釣り場で出会う人でも、実践に基づいた話をしてくれる方はそう多くない。


こういう人たちの道具は最先端のものではなく、大抵、使い倒した旧式モデル。

20代、30代の頃はギンギンの最先端ロッドやリールを振り回していたが
50歳を過ぎるとそういうものにすごく腰が引ける。
欲しいけれど生活費も入れなきゃならない。


「あのオッサン、〇〇使っているのにボーズでやんの」
「年に似合った釣りしろよ」
そういう声が言われちゃないけど聞こえるんです。




25年前に当時、驚愕のバスロッドとして世に出た
「コンバットスティック インスパイア スーパーエアリアル」

この竿を飾って、眺めて、子供に昔を自慢しても何の喜びがあるのだろう。

この竿を改造して、フィールドに立つのだ。
最先端のロッドではないけれど、教科書通りの釣りには必ず飽きが来る。

「あそこの変なオヤジが、変な竿で釣ってるぞ!」
そう言われるのを夢見て、お正月から改造を始めたのだった。