Lightning

歩き続けた先に見たいのは 想像を超えた風と光

旧友との壁

2011-10-16 03:59:49 | 出会いはどれだって
木曜の夜に、小学校のときの友達と飲みました。
昨晩、同期が小学校の同級生との飲みだったらしく、
ガキの頃知ってる奴らとは気の置けない仲になれる…とつぶやいていたので。

私と同じ立場の人間と飲んで、
違う印象を持ったのだな…と思ったので、
書き留めときます。




前にも書いたような気がするけど、
昔の自分、覚えてますか?

私は、覚えてない。あんまり。

だからなのかな。
昔の友達と久しぶりに会うと、
やっぱり小さい頃を同じような空間で過ごしていたからか、
テンポとかはすごく合って、楽しいのだけど、

そこはかとない違和感を感じて、
ああ、確実に時間は流れてるんだなあ、と再確認して、
ものすごくものすごく悲しくなってしまう。


もうどこにもいないんだよね。
小学校の自分も、
中学校の自分も、
高校のときの自分も。

忘れてしまったし。
記録にもそんなに残ってないし。




とてもとても小学校のとき気に入ってた相手で、
毎日ずーっとバカやってた。
スレイヤーズの呪文詠唱して、呪文発動と共に殴ったりとか(酷
お弁当のときに席を向かい合わせたらすぐ上靴取り合ったりしたり。
たぶん彼のおかげでかなり毎日が楽しくなったところがあったので、
あのときと同じ関係を続けていたかったけれど、
向こうは社会人で、
彼女もいて、
私と彼は完全に「久しぶりに会った大学生同士」だった。

あのときにはなかった壁が確実にそこにあって、
ほんの少しだけ、ため息が出た。


とても楽しかったのだけどね。
楽しかった分、心が痛くて。
帰ってから寝れなくて、でもTwitterとかもあんまり見れなくて、
久しぶりにゲームをしていた。




現実をちゃんと受け止めないとなあ。
それはただの逃避という行為だ。

時間は確実に過ぎていて、
勝手に自分で「こいつには心の奥底から許せる」と思っている人たちとも
気がついたら壁ができてしまっているのでしょう。

今、そばにいるひとで、
そういう人間作らないとダメなんだよ。
わかってるのに。

日本の音楽業界

2011-10-10 21:39:41 | まわりまわって誰のせい
今、音楽業界の形が変わって来ているのは確か。
だけど。

【ガラパゴスジャパン】日本版iCloudでは音楽がまったく使えない件、そして
iOS 5の目玉機能「iCloud」、日本では音楽を扱えないゴミ仕様に…原因はあの著作権団体

うーん、まず単純に。
6月頃にiCloudの話を聞いて、音楽管理が楽になるのが正直最もメリットに感じたので、
…それが使えないのはかなり残念。
利権がらみはわかる気がするのだけど、
じゃあ、「ちゃんと買った人に便利な使い方を提供する」ことはできないの?



いちばん難しいのは、
物理的にはとても簡単に実践できていた、
「貸し借り」だよね。


昔は、CDを貸せば、
テープに録ることが限界で、
テープでは音が悪くなったりして残念に思えば、
CDを買う、という流れに移行できた。

それがいつの間にかMDになって。
MDは、そんなに音も悪くならないし、よくないなあって思ってたら。
MDの時代はとても短く、あっという間に音楽をPCに取り込む時代になっていった。
音楽をPCに取り込めば、音質もそれなりにいいものが、
いくらでも聴けて。

そしてそれをネット上にアップロードすることで、
不特定多数の人に「貸し借り」できるようになった。
、、貸し借りじゃないか。
自分は失ってないけれど、相手にあげられるようになった。


本も同じ問題がある。
PDFは便利なのだけど。
でもやっぱり「紙がいい」ということもあるから、
本当に互換されてしまいそうな音楽の方が急務かな。




…ただそれを制限するだけでは、
音楽がある程度の状態から広がらない。
…音楽業界だっていい加減に世界に目を向けないと。
日本の音楽が世界に聴かれてないのは、言語の問題だけじゃないんじゃないの?

本当に利益につながることをちゃんと見えていれば…
どうしていけるかがわかりそうだけども。

あやふやな自分

2011-10-09 01:16:11 | それでも光をさがしている
音楽が胸に刺さる日、ってたまにある。

欲しているのが音楽じゃないからだろうけど。

音楽で回復する日は、音楽で回復できるから思わないけど、
こういう日に、彼氏がほしいなーと思うからずるい。

彼氏じゃなくてもいいのだと思う。
この状態があと2時間早く来てたら、親に電話してただろうから。
そう思うと、誰かと話したいだけなのかもしれない。



「自分」がすごくあやふやで、
定まらないな。

その軸を他人に持とうとしているから、
きっとこうなっているんだろう。

「あたしを支配できるのは、あたしだけ」
そう言い切っている、昔しぬほどはまったラノベ/アニメの主人公の台詞を、
ひょんなことから久しぶりに聞いた。
あまりに胸が痛い。
軸を他人に持つな、と過去の自分が今の自分に言っている。


そういえば気づいたのは、
昔から私が好きなキャラというのは、
「能力が高くて、それを自分も他人もわかっていて、
 さらにその状態から努力している人間」
ばかりなのだ。
そうなりたかったのかな。
でも残念ながら、いちばん最初の前提の
「能力が高くて」が備わらなくて、
理想と現実のギャップに落胆してしまった。

それが叶わないなら、どこに現実の自分を置くか。

でも他人に置いてはいけないね。
けどひとりでは生きられないよね。
そんな現実の中、どう生きていく?


傷つくことは怖くない、だけど決して強くない。
…そう歌っている「彼女」のまなざしを受け止められるような、
そんな十数年間を、送って来れたのかな。

軸をもう一度考え直そう。
「ほんとにすきなひと」ができてしまう前に。

スティーブ・ジョブズ

2011-10-07 15:33:48 | 出会いはどれだって
2011年10月5日早朝(米国時間)、スティーブ・ジョブズが亡くなったそうですね。
言わずと知れた、Appleの創始者。
圧倒的存在感とパフォーマンス、そのクリエイティブな発想で、
Appleをここまでのし上げた人間。

Apple/Japanのページがこんな感じになってました↓



世界各国のAppleストアの前には、
花やメッセージが届けられているそう。

生きているとき、批判している人間も多かったけれど、
亡くなったときには誰もがショックを受けて、
そして言わずもがな、花を捧げに行くほどのファンを多く作っていた。

すごい。




私は、「ジョブズすごいなー」と思ってはいたけれど、
まさかその人が亡くなるニュースがここまで自分にとってショックを与えるとは思っていなかった。

たぶん、その内容は、Twitterで話せるほど短くないので、
こっちにまとめておきます。



集約すると、
まだ生きてて欲しかったという気持ちが強い。

だってまだ56歳でしょう?
今の時代で、…56歳で亡くなるって…。うちの父なんてもう72歳だぞー
そう、それがひとつめ。
どんな人間でも、亡くなってしまう…というショック。
天寿を全うする前にね。
なんだかその人が、TVとか、ネットとか、ハコの中だけにいるとさ、
永遠に生きてくれる気がして来るんだよね。もちろん気のせいなのだけど。
いかりや長介が亡くなったときもこのショックは同じものを感じた。
亡くなる、という事実が、ただ悲しい。

そしてふたつめは、
時代は流れて行くんだと言う事実を突きつけられた、ということ。
引退したときにもっとこれを感じるべきだったのかもしれないけど。
よくあるじゃん、引退しても口出すとかは。
けど、もう、二度と、この人が口を出した製品は出てこない。
ジョブズのつくるAppleは、これ以上は生まれない。
つまり、ジョブズじゃない誰かがこれからのAppleを作って行くことになるわけで、
そうすると、否が応にも、Appleは変わる。
そしてその変わったAppleが普通になっていく。
その時代の流れというものを、わかってはいたのだけど、
ジョブズが亡くなったことで、異常に感じた。
たぶん、もう少しゆるゆる変わって欲しかったのだと思う。
引退してからもちょいちょい口を出してもらって。
私たちは「またジョブズ色の濃い製品だわー」とか言いながら笑うんだよ。

そしてみっつめは、
私がジョブズと会う可能性が、もう二度とない、ということ。
何言ってるんだ、生きてても会えねーよ、って?
…自分は、そう思ってないのです。
私は来年就職して、また世界を変える。
高校から大学の世界が一気に広がったように、
また大学と社会人の世界は劇的に変わると思う。
ましてや私はITに足を踏み入れる。
ITは今完全に世界とフラットになろうとしている。
仕事をして行く上で、Appleと関わることがある可能性は大いにある。
そのプロジェクトが大規模だったりすれば…、会う可能性は、あった。
それかWWDCにジョブズが特別講演するのを見に行くとかねw
まあ、これからの未来でどう転んで、いつ同じ空気を吸えるのかとかはわからないわけです。
ここまで世界を魅了した人間。
私はその空気を感じてみたかった。
それが、100%叶わなくなって、悲しい。



もちろん、ジョブズの生み出す作品をもっと見たかったとかもあるけど、
胸にぐっとくる痛さを醸し出しているのは、
このみっつ。

そうそう、オバマ大統領の言葉だったかな。
「ジョブズの死を、ジョブズがつくったモノで知った人がどれだけいただろうか」


すごいことだよ、ほんとうに。




ご冥福をお祈りします。
私たちは、これからの時代を回して行く側になるので、
見ていて下さい。
絶対に面白くするから。