奈良の山あいのお寺、室生寺(むろうじ)に行ってきました。
近鉄大阪線の室生口大野駅から本数の乏しいバスに乗って、室生川を遡るように終点まで。
お寺の入口は、朱塗りの太鼓橋を渡って川の向こう側で、浮き世から境内へ入る境界が感じられる雰囲気がありました。
山を背にしているので、山門の先からすぐに石階段が立ち上がり、段階的に弥勒堂、金堂、本堂の灌頂堂、そして五重塔が続きます。
その石階段が、自然石を丁寧に組み上げていて、もちろん経年で崩れたところも見られましたが、そこにまたなんとも趣がありました。
周りは壮大な杉木立であり、その野生に分け入るような感覚は、興奮と静寂が入り混じってとても不思議なかんじです。
五重塔の先にもまだ石階段が続き、急勾配を延々と登りつめた場所に奥の院があります。
弘法大師を祀る御影堂と、いままで登ってきた参道を見下ろせる舞台があって、心地よい風に吹かれながら息を整えました。
そこで引いたおみくじは「吉」と出て、努力の先には成果を迎えるとのことでした。
…精進します。
これからの季節にはもみじの紅葉を、春には桜やしゃくなげの花が楽しめるそうです。
奈良へ行かれた際には、ぜひ、お日柄の良いときに足を運んでみていただきたいと思います。
超現実的で貴重な参拝体験でした。
近鉄大阪線の室生口大野駅から本数の乏しいバスに乗って、室生川を遡るように終点まで。
お寺の入口は、朱塗りの太鼓橋を渡って川の向こう側で、浮き世から境内へ入る境界が感じられる雰囲気がありました。
山を背にしているので、山門の先からすぐに石階段が立ち上がり、段階的に弥勒堂、金堂、本堂の灌頂堂、そして五重塔が続きます。
その石階段が、自然石を丁寧に組み上げていて、もちろん経年で崩れたところも見られましたが、そこにまたなんとも趣がありました。
周りは壮大な杉木立であり、その野生に分け入るような感覚は、興奮と静寂が入り混じってとても不思議なかんじです。
五重塔の先にもまだ石階段が続き、急勾配を延々と登りつめた場所に奥の院があります。
弘法大師を祀る御影堂と、いままで登ってきた参道を見下ろせる舞台があって、心地よい風に吹かれながら息を整えました。
そこで引いたおみくじは「吉」と出て、努力の先には成果を迎えるとのことでした。
…精進します。
これからの季節にはもみじの紅葉を、春には桜やしゃくなげの花が楽しめるそうです。
奈良へ行かれた際には、ぜひ、お日柄の良いときに足を運んでみていただきたいと思います。
超現実的で貴重な参拝体験でした。
お寺や神社は、そこにいるだけでなんだか落ち着きますよね、私はいつも神社に行くたびに樹齢何百年の木々たちは今の世の中をどう思っているのだろ~と思います。
寺社には驚くほどの大木が多いですよね。
室生寺では杉でしたが、たぶん、人間の行いなどには目もくれず、まっすぐに上へ上へと育ったように見えました。
周囲の動向には我関せず、自分のやるべき事だけをただ必死に成し遂げている様に、僕は感動を覚えました。
何百年を生き抜いてきた木々達は、きっと、この世の中を憂えることはなく、たとえ、環境の変化に倒れることになったとしても、それはそれで受け入れて、やがて土に還り、新しい命の糧になるんだろうなと思います。