豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2015年03月08日 08時41分18秒 | 日記
 ( Vol 1233 ) 安全保障に関する法案は 抽象的文言ではなく 具体的な文言で 明記し 国民にわかりやすく すべきである

自民党与党が いま 安全保障に関わる法律を 改正しようとしている

その文言は とても抽象的であり 拡大解釈が可能な文言になっている

集団的自衛権の行使について 新事態 という文言を盛り込む という案が浮上している

この 新事態 とはなにか

日本と密接な関係にある他国が 武力攻撃を受けたときを 想定している

これは 憲法9条にも 触れるところである

政府は この憲法9条の解釈を 大きく右に振るような 拡大解釈をしたことを受けて 安全保障を 改正しようという 動きである

だが これは 憲法9条との兼ね合いから 集団的自衛権の行使の範囲が 広範囲になるのではないか という 懸念を抱かせる

現に 与党である 公明党は 抵抗を示している

どこまで 公明党は ブレーキ役を演じることができるのか

そこのところは 疑問も残る

それにしても 集団的自衛権の行使は 大きく転換する ことになりそうである

新基準 という言葉では 具体的な行動は どうなのかが はっきりしない

武力攻撃が 発生した事態
武力攻撃が 明白に切迫した事態
という 2項目を 武力攻撃事態法に 盛り込む

この中の 明白に切迫した事態とは どういうことなのか

非常に 抽象的であり 拡大解釈が 可能

また 政府は 防衛省の体制も変えた

文管の重視から 武官重視へと 変更した

これも 集団的自衛権の行使の変更の 延長線上にある


国民に 分かるよう 新事態に対する 行動を 具体的に表現すべきではないか

その上で 国会で論議すべきと思う

法案提出のための 自民党 公明党との協議は 他党にも 国民にも 理解しやすい 文言で 作成してもらいたい


集団的自衛権行使の改正は 憲法の解釈を 大きく変えるものでもある


このことは 国民にも 意見を聞く必要がある

そのためにも 国会で 十分な論議が できるよう機会を つくってほしい


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