2024/7/28付ブログ記事「中国バス・トモテツバスもPASPY終了後はICOCAに完全移行へ?」の続報です。
中国バス・トモテツバス・井笠バスカンパニーのPASPY終了後の対応ですが、2024年が押し迫っても会社側から正式発表はなされていません。
ただ、中国バスの一般路線バスでは、明らかにICOCA対応の処理機と思われる「乗車用が青色・降車側が黄色」の物体がカバーがかけられた状態で設置されている車両が登場しています。2024/12/21時点で福山駅前でも尾道駅前でも目撃しました。
乗車口の様子。ちなみに、2024/12/18~24の1週間は福山市内発着の一般路線バスは市外区間も含め無料となっており<一部例外あり>、PASPYの処理機には上から「本日運賃無料」の紙が貼られています。
降車口付近の様子。発車直前に急いで撮影したのでボケボケですが、運賃箱の上にはICOCA対応の処理機が設置されており、PASPY対応の処理機は運賃箱と別の場所に設置されていることが分かります。中国バス公式サイトで公開されている「バスの乗り方教室」のYouTube動画ではPASPY対応の処理機は運賃箱の上にあり、来るべきPASPY廃止に備え脇に追いやった形ですね。ちなみに、手前のプラスチック容器は、降車時に整理券を入れるためのものです(路線バス運賃無料ウィークの間も、乗車実績の確認のため乗車時に整理券を取る必要あり)。
ちなみに、同じ日に福山駅前で1台ずつ目撃したトモテツバス・井笠バスカンパニー<福山ナンバー>の車両には、ICOCA対応の処理機は設置されておらず、従来のPASPY対応のみでした。
トモテツバスのみろくの里行直行便は、観光路線なので運賃無料の対象から除外されており、乗車口のPASPY対応の処理機は平常通り稼働しています。
<12/30追記>
既にPASPYからICOCAに乗り換えることを発表していたJRバス中国<広島地区>・広島バス・広島交通の各社は、2024/12/25付でICOCAの詳細なサービス内容を発表しています。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241225_00_press_JRbustyugokuICOCAdonyu_2.pdf
https://www.hirobus.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/12/0fbac4b4720a8cf6b17955c6656c7bc8.pdf
https://www.hiroko-group.co.jp/kotsu/pdf/icoca_kaishi.pdf
その中で、広島交通、広島バス、JRバス中国、中国バス、井笠バスカンパニー、鞆鉄道、江田島バスの各社が指定する路線バスで自動的に普通運賃の半額を引去りが可能な「割引ICOCA」を各社の窓口で発売する旨の記載があります。