2023/12/23付ブログ記事「続: 岩手県南のJR東北線沿いの路線バスに大ナタ」の続報です。
岩手県交通公式サイトで正式発表がありました。
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/pdf/newsrelease/newsrelease_20240124.pdf
発表のメインは「2024年問題」を踏まえた2024/4/1付での盛岡地区での路線再編と減便ですが、こちらでは盛岡地区以外の路線廃止について解説します。
<花巻地区>
土沢線(イトーヨーカドー〜花巻駅前~賢治記念館前~新花巻駅~土沢~雲南桜間)が廃止となります。
このブログ記事を書いている時点では平日8.5往復・土休日4往復しており、平日に関しては観光客にも使いでのある路線ですが、赤字と乗務員不足の前には如何ともしがたいですね。廃止後は花巻市が代替交通を走らせる予定です。
<北上・奥州地区>
上記ブログ記事で書いたとおり、北上金ヶ崎線・水沢金ヶ崎線が廃止となります。前者は一部区間で北上市が、後者は全区間で奥州市が、それぞれ平日に限り代替交通を走らせる予定です。
<一関地区>
上記ブログ記事で書いたとおり、一関花泉線が廃止となります。一関市が平日に限り代替交通を走らせる予定です。
<大船渡・陸前高田地区>
2023/9/2付ブログ記事「岩手県交通の陸前高田住田線、廃止は半年繰り下げの2024/3/31限りに」で書いたとおり、陸前高田住田線が廃止となります。陸前高田市と住田町が代替交通を走らせる予定です。そして、これにより陸前高田市内を走る岩手県交通の一般路線バスは1日1往復の一関大船渡線のみとなります・・・大船渡線BRTの実際の運行業務を担うのは岩手県交通ですが
このほか、長期運休中の高速バス3路線(夜行バス「遠野釜石号」、昼行の江刺仙台線と千厩盛岡線)および盛岡地区の深夜バス4路線が復活せず廃止になります。