スカイレールのブログ記事はこちら・・・その1・その2・その3
上記その2で、スカイレールのICカードとの連携について
>現地にも明確な説明書きは見当たりませんでしたが、
と書きましたが、実はみどり口駅に一般配布用の「スカイレール乗車券一覧」のチラシが多数置いてあり、それを1枚もらってきたのを失念しておりました。どうやら2012年の現行システムへの切り替え時に制作したものをベースに、消費税転嫁に伴う運賃変更を反映して作り直したもののようです。最初に書いた通りスカイレールサービス社の公式サイトは存在しないので、貴重な情報源ですね。
<チラシの表>
<チラシの裏>
定期券・回数券に関しては、「利用者がICOCAを持っていればそれに搭載し、持っていなければ独自ICカード"SKYRAIL PASS"をデポジット500円で貸し出すのでこちらに搭載する」という考え方です。但し、無記名式ICOCAにスカイレールの定期券・回数券機能を搭載することはできません。チラシの裏の説明書きによれば、スカイレールの運営会社であるスカイレールサービス(株)に個人情報を登録する必要があるためとのこと。"SKYRAIL PASS"の場合は、大人回数券に限り個人情報の登録は不要となります。
そして、いずれもICカードの券面には何も印字されないので、機能搭載時に別途「印刷紙での定期乗車券・回数乗車券(券面イメージはチラシの表側にあるとおり)」を発行し、スカイレール利用時は常にこれらを携帯しておく必要があります・・・係員が乗車券を確認する際に、ICカード単体でのチェックができないため
また、QRコード読み取り式の普通乗車券は、(運賃はどの区間も同額ですが)必ず購入した駅から乗車する必要があり、中間のみどり中街駅から乗車する場合は上下別々の券売機で購入する必要があるそうです。
ということで、現行の運賃収受システムも、スカイレール自体に負けず劣らず他に例を見ない相当ユニークな仕組みですね。これも、あと1年で終わりです・・・
(つづく)