全国交通ニュースブログ

世界唯一の新交通システム「スカイレール」、廃止1年前の様子(その3)

その2の続きです。

みどり中央駅前には、スカイレールみどり坂の立派な案内地図が設置されています。みどり中央駅よりさらに標高が高い北側にも多数の住宅があり、最も遠いところでは駅まで徒歩10分程度かかりそうです。自転車だとまさに行きはよいよい帰りは恐い・・・ですね。

駅からは、メタセコイア並木の遊歩道(ところどころに階段あり)が北の方に通じています。

さて、その1で紹介した駅探とかジョルダンの時刻表を見ると、平日の夕方ラッシュ時が最短5分おきなのに、最も混雑するはずの朝ラッシュ時がそれより少ない最短7分半おきになっていることがわかります。ニュータウン路線にあるまじき?状況ですが、現地にはそのからくりが掲示されていました。

実際には、乗客が集中し満員(定員は25人)になった場合は、その3分後以降に臨時便を増発するようになっています。上記状況からすれば、みどり中央発7時40分くらいまでは恒常的に臨時便が運行されていることでしょう。それなら最初から3分間隔のダイヤにしておいてもいいような気がしますが、いろいろと事情があるのかも。

ちなみに、その2で紹介した1998年の神鋼電機(当時)のリリース文によれば、スカイレールタウンみどり坂の計画人口は約1万人で、スカイレールの車両は最終的に12両を揃える予定だったとのこと。ただ、実際には在籍車両数は7両にとどまっています。そして、広島市の公式サイトに掲載されている住民基本台帳上の人口,世帯数(町丁目別)を確認すると、ほぼスカイレールタウンみどり坂のエリアと重なる安芸区瀬野西1~6丁目の人口の合計は、このブログを書いている時点の最新版である令和4年10月末現在で7339人となっています。

(つづく)

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