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2022年紅葉シーズン、勝尾寺へのバスアクセスは3種類

大阪府箕面市の山中にある勝尾寺(かつおうじ)は「勝ちダルマ」と紅葉が特に有名で、鉄道駅から遠く離れていることからマイカーによるアクセスがほとんどとなっていますが、紅葉シーズンは渋滞が慢性的に発生しており、さらに同じく紅葉の名所である箕面の滝も近いことから週末には一方通行規制(勝尾寺から箕面の滝方面には自動車のほか自転車も行けない=道路の片側を駐車スペースとして活用するため)も敷かれます。

通常は阪急北千里駅・北大阪急行千里中央駅からの阪急バス(勝尾寺経由で北摂霊園方面に向かう=平日3往復・土休日6往復)が公共交通による唯一のアクセス手段となりますが、この事情を鑑みて、11月12日~12月4日の間の土日祝は運行形態が大きく変わります。

https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20221021k.pdf

北千里駅・千里中央からのバスは駐車場渋滞回避のため箕面有料道路経由に大きく迂回し、北摂霊園を経由せず勝尾寺までノンストップとなります。勝尾寺からのバスは通常通りの経路です。北摂霊園へは、北千里駅・千里中央から別途同じ時刻の便がやはり箕面有料道路経由で運行されます。

これとは別に、11月12日~12月4日の間の土日祝には、ツアーバス形式のシャトルバスが、勝尾寺が主導する形で運行されます。

https://katsuo-ji-temple.or.jp/go/

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「阪急箕面駅→箕面大滝(大日駐車場)→勝尾寺→阪急箕面駅」のシャトルバスは2020年から運行されており、入山料込み1500円で乗車可能です。

https://www.tabione.com/minoh_autumn_expressbus/

駐車場渋滞に悩まされることなく箕面の滝と勝尾寺をハシゴできるのがメリットです。

阪急箕面駅発の時刻は「10:00,10:30,11:15,11:45,12:30,13:00,13:45,14:15,15:00」となっており、勝尾寺までの所要時間は25分・勝尾寺からの所要時間は30分です。11月24・25日も半分の本数で運行されます。

さらに、夜間ライトアップ対応として阪急箕面駅~勝尾寺間シャトルの「トワイライトエクスプレス」も6往復運行されます。こちらは入山料込み2000円です。

いずれも、実際にバスを運行するのは、同じ大阪府でも遠く離れた奈良県境に近い河南町に本社をおく「銀河交通」です。バスの愛称は「GALAXY EXPRESS」で、希望ナンバーの「999」で揃えられています。

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そして、2022年から新たに運行開始となったのが、箕面市東部の大型商業施設「みのおキューズモール」発着のその名も「この秋、私は渋滞知らず 勝尾寺紅葉シャトルバス」です。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000111535.html

https://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20221111-OYTNT50200/

こちらは阪急交通社が主催するツアーバスで、みのおキューズモールと勝尾寺の間をほぼ1時間ごとに直行します。ただ、阪急バスと同じ理由で往路は箕面有料道路経由の遠回りとなるため所要時間は40分、復路は20分となります。料金は事前予約1500円・当日(キューズモール内で販売)1995円です。

みのおキューズモールが鉄道駅と直結していないのが難点ですが(北大阪急行の延伸開業は2023年度末)、マイカーからの移行をメインターゲットとしているのかも。

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