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京奈和自動車道の未開通区間の1つである大和北道路(奈良北IC~奈良IC~郡山下ツ道JCT間約12.4km)は、2018年に公共事業と有料道路事業との合併施行方式で事業が行われることが決まり、NEXCO西日本が運営する有料道路として建設が進められています。
https://corp.w-nexco.co.jp/activity/open_info/progress/individual/43/
2023年度初め段階では、大和郡山北IC(南)=和歌山向けランプより南側において、部分的とはいうものの国道24号の中央部に京奈和道を建設する工事が進んでおり、もっとも進捗著しい区間では橋脚が林立しています(ストリートビューの例)。一方、以北は現地における土木工事は全く着手されておらず、奈良IC付近のJR大和路線と平行する部分で用地買収がほぼ終わっている段階です。
今般、奈良IC予定地~大和郡山北IC間を実地踏査してきたので、南側から順に報告します。
1.大和郡山北IC(南)=和歌山向けランプ予定地付近
この付近には、国道24号奈良バイパスを越える跨道橋(一見歩道橋のように見えますが、実際にはアスファルト舗装されており農作業用の軽トラが通行可能)があります。国道は一見してわかるように拡幅予定ですが、跨道橋は既存のバイパスの幅に合わせて構築されており、やがて架け替えが必要になります。
この跨道橋の上から南側を望む。京奈和道本体の工事着手より前に必須となる、国道24号を拡幅して京奈和道の構造物を設置するスペースを生み出す工事の真っ最中です。
この部分では、少なくとも橋脚を設置するまでの工程(下部工事)については近畿地方整備局奈良国道事務所の管轄となります。
一方、跨道橋上から北側を見ると、国道の拡幅工事は用地買収までが完了した状態です。
この区間には路線バスが運行されていますが、
「毎月第二土曜日の夕方に1便だけ運行」なので、実用性はありません。西1kmのところにJR大和路線郡山駅があります。
(つづく)