関連ブログ記事・・・2024/3/12付「広島市内のバス、広電グループとそれ以外のPASPY後継対応の差について」
上記ブログ記事で、
>路面電車や広島市中心部の路線バスの均一運賃エリアではICOCAなどの全国相互利用対象ICカードをこの端末にタッチするだけで降車できるのに対し、宮島線や郊外の路線バスでは「降りる際、乗車したバス停や電停を口頭か整理券で乗務員に伝える」必要があるため、乗務員側の操作の手間も相まって現状よりも処理に時間がかかるようになります。日常的な利用者はMOBIRY DAYSにほぼ移行するのかもしれませんが、非日常客の多い宮島線だと、「全国相互利用対象ICカードの利用が集中して電車がどんどん遅れる」ことも危惧されますね。
と書きましたが、広島電鉄側の対応策は「宮島線を市内線と同額の全線均一運賃とし、MOBIRY DAYSで短区間乗車した場合のみ運賃を従来並みに割り引く」でした。こうすれば、全国相互利用対象ICカードの場合も乗務員の操作内容が一定となり、ICカード処理用機器の変更を理由とした遅延を防止できる一方、地元客における運賃負担増も防げます。
実施日は、PASPY廃止の約2か月前となる2025/2/1を予定しています。
https://www.hiroden.co.jp/topics/2024/pdf/1023-release/release.pdf
このブログ記事を書いている時点の電車線の運賃は以下の通りですが、
市内線<白島線を除く>=220円均一
白島線=160円均一
宮島線=区間距離により140円~230円の5段階
宮島線と市内線の直通利用=区間距離により220円~270円の4段階
全てが240円となります。但し、MOBIRY DAYS利用の場合は20円安い220円となり、さらに宮島線の1区~4区の運賃については150円~210円と大幅に安くなります。
広電バスについても同時に値上げとなりますが、こちらについては他社も含めまとめて別ブログ記事に書く予定です。