2月4日付で、北海道新聞のサイトに「北海道内2個所(胆振地方の伊達市大滝区と十勝地方の足寄町)の道の駅が1月31日付で登録抹消になった」旨の記事が掲載されました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/641587
前者の「フォーレスト276大滝」の抹消に関してYahoo!ニュースに配信された記事によれば、
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d653d7515ee36ff5d8ae665f886699e1755041b
バブル期に完成した豪華な施設を後から道の駅に指定したもので、以前は北海道を中心に温泉ホテルなど観光施設を手掛ける加森観光が運営したのが、別会社に移管された後にその会社が経営破綻し、近年は放置状態だったとのこと。
また、後者の「道の駅足寄湖」の抹消に関して地元紙のサイトに掲載された記事によれば、
https://kachimai.jp/article/index.php?no=553390
近年は人の流れの変化から利用が減少し(場所は帯広と北見を結ぶ国道242号沿いではなく、足寄と士幌を結ぶ国道241号沿い)、2016年には売店がなくなり道の駅の魅力に乏しくなっていた(駐車場・トイレ・ドッグラン・スタンプが置かれた小屋のみ)からとのこと。ちなみに、町中心部の旧足寄駅だった場所にも道の駅があります。
2022年初時点で道の駅は全国に1193か所あり、この抹消で1191か所に減ります。
ちなみに、これまでに抹消された道の駅は全国で僅か2か所しかありません。
・2004年3月末・・・京都府南部の和束町にあった道の駅「茶処和束」
・2013年3月末・・・兵庫県西部の宍粟市にあった道の駅「山崎」
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/shisei/machi_keikaku/michinoeki_iinkai/002.files/siryou2.pdf
この手の観光施設は「集客の当てが外れて閉鎖」という例が全国的に見ると星の数ほどあることを考えると、道の駅は優秀(外れがほとんどない)と評価できそうな気もしますが。
もっとも、和歌山県すさみ町の「道の駅イノブータンランドすさみ」のように、高速道路の延長で利用が激減し(すさみ町東部にある現在の高速の終点近くには別の道の駅あり)、売店が閉鎖されて「駐車場・トイレ・観光案内や移住定住情報の発信施設だけ」なんて例もありますけど。
https://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/wakayama/inobuutanlandsusami.html