関連ブログ記事・・・2023/4/3付「阪神バスの一般路線で2023/9以降運賃値上げ <5/31追記あり>」
阪神バスの運賃値上げは2023/7/24付で認可されました。実施日は2023/9/1で、神戸特区と(有名無実な)大阪特区以外の区間の運賃は230円に統一されます。
https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/unchinkaitei_20230901.pdf
この値上げ実施を機に、旧尼崎市バスから引き継いだ制度の改編が行われます。
<通学定期関係>
尼崎特区の通学定期運賃は、神戸特区など他の210円均一区間よりも割安に設定されていましたが(3か月定期だと15%以上安い18530円)、2023/9/1以降は他と同額になります。220円均一区間の通学定期運賃が5%未満しかアップしないのに対し、現在の尼崎特区だと30%もアップすることになります。学期定期も廃止になるので、これを機にバス通学を止めて自転車通学にシフトする生徒・学生が増えるかも。
<磁気回数カード関係>
もともとの阪神バスの路線で磁気カードが使用停止になった後も存続している尼崎市内線(もと尼崎市バス路線)の磁気回数カードですが、ついに2023/8/31限り発売終了となります。
https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/pressrelease20230705.pdf
一般の磁気回数カードのプレミアは阪急バス・阪神バス専用のICカード「hanica」と同じ8%なので代替となりますが、
https://www.hanshin-bus.co.jp/rosen/index3.html
昼間時間帯特別磁気回数カード(愛称「ひまわり」=概ね9~17時の間のみ利用でき、プレミアは36.5%)の代替となるICカードサービスはありません。
<乗継割引関係>
尼崎市内線用磁気回数カードで乗車する場合、70分以内に再度同じカードにより乗り継いだ場合は1回に限り料金が大人110円、小児60円となります。hanicaなどのICカードにはこれに相当するサービスはありません。
なお、尼崎市内線限定で1日乗り放題となる紙式の1日乗車券(大人600円・小児300円)は、新たに誕生する阪神バスの一般路線全線対象の「デジタル1日乗車券」にとって代わることなく当面発売を継続します。