2023/6/20付ブログ記事「遠鉄バスはTOICA・Suicaなどに対応予定なし」の続報です。
上記ブログ記事で、運輸審議会主催の値上げの公聴会における同社からの回答として
>2.クレジットカードのタッチ決済が全国的に拡がりを見せている中、弊社としてもキャッシュレス決済の手段として、導入の検討を始めていく
がありましたが、9月に入って動きがありました。2023/9/13付で朝日新聞だけが報道していますが、
https://www.asahi.com/articles/ASR9D7DGDR91UTPB004.html
・まず来年3月に高速・空港バス全20台と路線バスのうち70台に決済端末を導入
・初期投資額は決済端末とシステム構築を合わせ約6300万円で、国が約2000万円・浜松市が約1000万円を補助する方針
とのこと。鉄道は当面対象外のようです。
みちのりホールディングスのようにQRコード決済も同時に対応するのか(こちらのブログ記事参照)、それとも北陸鉄道グループのように「独自ICカードとタッチ決済の二本立てになる(こちらのブログ記事参照)のか、遠鉄側からの詳細の公表が待たれますね。
<追記その1>
このブログ記事を公開して半日後に、会社側からの公式発表がありました。
https://www.entetsu.co.jp/release/20230919_entetsu.pdf
「2024 年度中には遠鉄バス全車両、遠鉄電車全線にてクレジットカード等のタッチ決済に対応する計画です」(カギカッコ内引用)とのこと。アジア地域以外ではほとんど普及していないQRコード決済の同時導入はしないようですね。
<追記その2>
静岡新聞のサイトの記事には、(リリース文にはない)バスに導入するタッチ決済端末のイメージ図が掲載されています。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1320260.html
降車時に使用するタッチ決済端末は、運賃箱本体に取り付けるのではなく、別に支柱を立ててそこに取り付けるようです。