前編はこちら
関連ブログ記事・・・2024/3/15~16付「北陸新幹線開業前日の加賀温泉駅の様子(前)(後)」
新幹線の改札を出ると、目の前に高架下都市施設の工事現場の柵&目隠しが連なっています。完成まであと半年以上かかるので、もう少しカムフラージュするかと思っていましたが・・・
ここにも、北口(日本海口)に出るにはIRいしかわ鉄道の駅構内を通り抜けねばならないことが明確にわかる掲示はありません。そして、本来ここにあるべき「IRいしかわ鉄道への乗り換えはこちら」という掲示が抜け落ちています・・・加賀市の本来の中心駅であり、在来線時代の特急列車の一部も停車していた隣の大聖寺駅を最終目的地とする利用客は少なからずいるはず
新幹線駅からタクシー乗場への通路は、2024/3/15までのJR駅舎とホームを結ぶ通路をぶった切って設置されました。
2024/3/15までのJR駅舎は完全閉鎖されています。JR駅舎入口変更に関する予告は一切行わず、営業終了後に旧駅舎入口前だけに掲示しています。
新幹線駅からタクシー乗場への通路を、タクシー乗場側から見た様子。完全に工事現場の仮設通路の風情です。
新幹線開業とともに通行止めになった南北地下道の旧南側アプローチの様子。
高架下都市施設の工期は「2024年10月18日まで」となっています。
駅前にずらりと並ぶ温泉旅館・ホテルの送迎バス。新幹線からの下車客の多くはこちらに乗り換えることでしょう。バックは、駅前で唯一以前から変わらないショッピングセンター中心の複合施設「アビオシティ加賀」です。
ちなみに、令和6年元日に発生した能登半島地震では、アビオシティ加賀の建物間を結ぶ渡り廊下(ストリートビューはこちら)が崩落しました。このことは当日中に全国に報じられましたが、
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/921604
https://www.sanyonews.jp/photo/detail/1497085
続報は全くなされず、2024/3/16時点では崩落跡地は外側も内側も「最初から渡り廊下なぞ存在しなかった」かのような風情になっています。
但し、建物内に掲示されている案内図からは抹消はされていません(「スロープ」と書かれた場所に渡り廊下が確かに存在しました)。
場所が場所だけに、もし地震発生が休日の昼間であれば惨事になった可能性もあります。この地域の最大震度は5強であり、周りの他の建物にほぼ被害のない中での崩落だったので問題視されるかとも思っていましたが・・・ 続報のないのは「高架下都市施設の建設の遅れ」「南北地下道の閉鎖の長期化」も同じで、あるいは市の関係者にメディア対策の達人がおられるのかも。