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森ノ宮駅前のバス停は、右折した先の玉造筋沿いに設置されていました。従来駅周辺には一般路線バスは全く通っておらず、全く新設のものです。標柱は(期間限定運行であるにもかかわらず)路面に埋め込まれていますが、他からの使いまわしの模様です。ここでも時間調整のため3分停車。
玉造筋を南下し、玉造交差点を左折して長堀筋(国道308号)に入ります。大阪環状線玉造駅のすぐそばを通りますが、大阪シティバスの玉造(東)バス停がしっかりと存在するにもかかわらず通過し<構造的に自動運転バスには対応できないのかも>、1つ先の中道バス停でまたも時間調整のため3分停車。発車するとすぐ左折し、都市計画道路豊里矢田線に入ります。あとは「e METRO MOBILITY TOWN」まで一直線です。
ちなみに、この都市計画道路豊里矢田線は本来は大阪市東部を南北に結ぶ幹線道路になるはずですが、JR学研都市線との交差付近(e METRO MOBILITY TOWNより1kmほど北)が手付かずとなっています・・・JR線の地下化が前提となっており、その計画がなかなか具体化しないため 最近「くるまのニュース」のサイトで取り上げられました。
https://kuruma-news.jp/post/828967
中道の次のバス停は「UR森之宮」で、中央大通を越えた先にあります。「もりのみや」の漢字表記は「森ノ宮」「森之宮」が混在しており、地名は城東区側は「森之宮」・中央区側が「森ノ宮」、じ同じOsakaMetroの施設でも両区にまたがる駅は「森ノ宮」・城東区側にある車両基地は「森之宮」ですが、この点は何故か地元でもネット上でも話題になりません。
「UR森之宮」はその名の通り大規模なUR賃貸住宅の前にあります・・・その昔は住都公団関西支社がここにありました 森ノ宮駅前同様この路線のために新設されたバス停で、こちらも標柱は(期間限定運行であるにもかかわらず)路面に埋め込まれています。ここでも2分程度時間調整。
そして、次がe METRO MOBILITY TOWNの最寄りバス停たる森之宮一丁目バス停です。「森之宮・京橋周遊ルート」は一周して京橋駅前が終点ですが、車内での案内はデジタルサイネージでも音声でもあくまでも森之宮一丁目が終点となっており、京橋駅前方面はそのまま継続乗車可能という扱いです。
森之宮一丁目バス停は路上ではなくOsakaMetroの敷地内にバスターミナルふうに整備された場所でした。周囲には何もなく、南の彼方?にe METRO MOBILITY TOWNの先行オープンエリアの地下鉄車両が見えます。
私はここで下車しましたが、運転手さんのアナウンスによれば、ここで10分あまり時間調整のため停車するとのこと・・・
e METRO MOBILITY TOWNの先行オープンエリアの様子は、公道から垣間見ることができます。
都市計画道路豊里矢田線の反対側(東側)では、大阪公立大学の新キャンパスが完成に近づいています。
森之宮一丁目バス停に戻ってくると、ちょうど京橋駅前行のバスが発車するところでした。
ちなみに、自動運転実証運行用のバスの車内の構造は通常の一般路線用のノンステップバスとそう変わりません。座席にシートベルトはついておらず、立席乗車も許容されています。自動運転バスの難点はその特性ゆえに急ブレーキ・急加速・急ハンドルのリスクが手動運転よりも高くなることですが、特にe METRO MOBILITY TOWNのオープン後は森之宮一丁目バス停を出発するバス停について時間帯により満員近くなる可能性があり<最寄り駅となるJR大阪環状線大阪城公園駅は直線距離では近いものの、直接結ぶ道がないため1km程度の大回りを余儀なくされる>、その際の扱いに注目です。まあ、「全区間手動運転モードで対応」が現実的ですが。
(おわり)