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沖縄の一部バス会社が2024/4/1値上げ→共同運行路線はどうなる?

沖縄本島の路線バスのほとんどは、那覇バス・琉球バス交通・沖縄バス・東陽バスの4社が運行しています。このうち沖縄バス以外の3社は2003年以降に経営破綻を経験しており、2024/3/1時点では那覇バスと琉球バス交通が第一交通産業の子会社として事実上一体運営・東陽バスは沖縄バスの100%子会社となっています。

そして、那覇バスと琉球バス交通は2023/12/28付で沖縄総合事務局(沖縄県の交通行政を所轄)に一般路線バスの運賃値上げを申請し、2024/3/1付で認可されました。実施日は2024/4/1です。

https://daiichibus.co.jp/ryukyubus/wp-content/uploads/2024/03/%E9%81%8B%E8%B3%83%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%AE%9F%E6%96%BD%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf

那覇市中心部の均一運賃区間(那覇バスのみが運行する那覇市内線はこの範囲内で完結)は240円から260円に値上げとなります。また、市外線は初乗り運賃が160円から190円となり、それ以外の区間も概ね10%程度の値上げとなるようです・・・詳細は2024/4/1に公開予定とのこと

ただ、残る沖縄バスと東陽バスの2社は値上げ申請を行っておらず、このまま行くと2024/4/1以降は那覇市中心部では2通りの運賃(第一交通グループは260円・それ以外は240円)が並立することになります。そして・・・

琉球バス交通と沖縄バスは、多くの路線で共同運行を実施しています。運賃は両社便とも同一となっています。

(例)20系統=那覇と名護を下道経由で結ぶ長大路線、65系統と66系統=本部半島を一周する路線、67系統=名護と本島北端に近い辺土名を結ぶ路線

https://okinawabus.com/wp/ma_news/7218/

沖縄でもご多分に漏れずバスドライバー不足となっており、2023/10/16から各系統について両社で調整の上減便を実施したばかりです。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1236396

果たして、2024/4/1以降は担当会社により運賃が異なるようになるのか、それとも何らかの調整が入るのか、どうなるのでしょうね? 65系統・66系統の名護バスターミナル~記念公園前(沖縄美ら海水族館最寄り)間の運賃は2024/3時点では900円ですが、調整が入らない場合は2024/4/1以降琉球バス交通担当便だけ1000円程度になりそうです・・・

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