その1はこちら
2.小串駅~滝部駅間
代行バスは、JRの線路と並行する風光明媚な海岸沿いの国道191号を北上します。次の湯玉駅では定刻より3分も早く到着したので時間調整します。1人降車。
湯玉の集落はJRより海岸側にあり、もともとこちら側だけに駅舎がありましたが、後に国道に面した側にも駅舎が設置されたもののようです。
この先で国道は海岸から離れて小さな峠を越えますが、線路は引き続き国道と並行しています。再び海が見えてきたあたり(間に田んぼが広がっていますが)で次の宇賀本郷駅の代行バス停に到着。小さな無人駅を見下ろす国道沿いにあり、乗降はやはりゼロでした。
さらに北上すると、平地は尽き「海-国道191号-JR山陰線-斜面-山」の位置関係が次の長門二見駅の手前までしばらく続きます。
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この区間でも鉄道に大雨の被害があったようで、斜面や線路を修復した跡が複数個所確認できました。
そして、二見夫婦岩のあたりでガードレールの色が変わります・・・該当箇所のストリートビューはこちら 山口県の管理する道路(県道のほぼすべてと国道の過半)のガードレールはオレンジ色に塗られており、他県では例を見ないため「単に道路が写っているだけの写真でも山口県と特定できる」のですが、国道191号の場合は二見夫婦岩以南が国土交通省直轄なのでガードレールは一般的な白や灰色です。
二見夫婦岩の少し先で、代行バスは国道から離れ右折して県道39号粟野二見線のトンネルに突入します。これは鉄道が内陸部を経由しているためで、トンネルを抜けたところが長門二見駅の代行バス停でした。駅舎の川向かいで、線路は駅舎よりやや高い場所を通っています。乗降はやはりゼロ。
ちなみに、駅前に停車している青いバスは、ブルーライン交通のローカルバス(国道191号が鉄道と離れている二見駅~特牛港間を主に運行)です。
https://www.sandenkotsu.co.jp/uploads/2024/04/BLT03_20240401.pdf
代行バスは県道39号を北上し、滝部駅に定刻に到着しました。ここは平成の大合併前の豊北町の中心で、比較的大きな集落があり、駅近くには旧町役場(現豊北総合支所)があります。したがって6人も下車しました。乗車はゼロのため、乗客数は1桁になりました。
駅前はアクセス道路も広場もかなり広く(ストリートビューはこちら)、小串駅とは大違いです。
(つづく)