前編はこちら
そうこうするうちに、金川からの代行バスが定刻より3分ほど遅れて大型バス2台(JRバス中国・両備バス)で到着しました。快速列車の代行輸送なので国道53号経由です。
次いで13:37発の各駅停車の代行バス<金川で接続する津山方面の列車は岡山発所定14:06なので、30分近く繰り上げとなっている計算>の発車準備にかかるわけですが、現地係員によれば、実際には3台構成となり、以下のような段取りとなっているとのこと。
1.まず、牧山・野々口までの利用客用に小型観光バスを準備し、13:37発に金川に向けて発車させる
2.1の横に両備バスの大型観光バスを停車させ、金川まであるいは金川で列車に乗り換える客をこちらに誘導。但し「1人あたり2座席占有」とし、それを超える客はこのバスには乗せない
3.小型観光バスが発車した後にJRバス中国の大型観光バスを停車させ、2に乗り切れなかった客をこちらに誘導
4.大型観光バス2台はいずれも金川まで直行とし、13:53に発車させる
公表されている代行バスの発車時刻より16分も遅らせるのは、所要時間の短い国道53号経由なので十分にその分を取り戻すことができ、かつ「金川駅に早く着きすぎたため、乗り継ぎ客を無駄に駅で待たせる時間」を短くするようにという配慮のようです。また、「1人あたり2座席占有」というのは当該便の待ち行列から判断したようですが、若い女性が比較的多かったのでこの配慮は嬉しいですね。なお、小型観光バスの乗客は1名か2名だったようです。
上記2.のプロセス段階の様子。
上記3.のプロセス段階の様子。
実際、2台の大型観光バスは国道53号を普通に走っていたのに、金川駅前には32分後の14:25に到着してしまいました。一般向けに公表している代行輸送の時刻よりも8分も早かったわけです・・・
そして、14:30頃にようやく各駅停車の代行バスが金川駅前に到着。降車客は1桁台の前半でした。
(おわり)