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津山線岡山口の昼間工事によるバス代行、その実態は・・・(前)

2025/1/20~24の間および1/27~31の間<いずれも平日>、岡山と津山を結ぶJR津山線の一部区間(岡山市内山間部の玉柏駅~金川駅間)において、線路保守のための集中工事を概ね10時~15時の間に行うため該当時間帯の全列車を運休しています。なお、バスによる代行輸送は道路事情の関係から岡山駅~金川駅間で実施しており、岡山~法界院or玉柏間は代行輸送に接続しない折り返し列車を通常の列車ダイヤに準じて運転しています。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241220_00_press_tsuyamasen_daikoubus.pdf

岡山駅の発車案内には岡山駅発の代行バスは表示されず、「代行輸送に接続しない折り返し列車」のみが表示されます。上段の「ことぶき」は本来津山行の快速列車ですが、この日は次の法界院が終点です。

改札前には代行輸送の詳細な案内(発車時刻、金川での列車との接続、各駅の乗降場所)が掲示されています。内容は公式サイトと同一です。

改札を出て西口の代行バスのりばに移動します。向こうの柱にある黄色い掲示ものりば案内です。

西口バスターミナルには、「岡山~金川 各駅停車」とドアに掲示された小型観光バスが止まっていました。岡山県北の中心都市である津山市と岡山市の間の移動需要は平日の昼間でも旺盛であり、こんなバスでは到底運びきれないはずです。

小型観光バスを起用せねばならないのは現地の道路事情故です。

JR津山線は基本的に国道53号と並行していますが、法界院~野々口(金川の1つ手前の駅)間は全く別のルートを経由しています。GoogleMapはこちら

法界院~玉柏間は別の美作方面への幹線道路である県道27号岡山吉井線と並行していますが、玉柏~牧山~野々口間は旭川沿いの未整備区間の長い県道218号玉柏野々口線しかなく、牧山駅前は普通車同士でもすれ違いに難渋する幅しかありません・・・ストリートビューはこちら

一方、公式サイトや現地での案内では「所定で岡山~金川間の全駅に停車する普通列車の代行バスは、この区間を56分もかけて牧山駅前にも停車しつつ走り抜ける」ように記載されています。快速列車の代行バスは国道53号経由なので所要時間は45分程度となっています。

(つづく)

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