置かれていたのは、どう見ても蒸気機関車の部品(車輪とか石炭を投入する部分とかボイラーの上に設置されるドームとか)です。おそらく、古くなった部品を作り直した際に要らなくなったものなんでしょうけど。
空き地とは反対の線路側には、蒸気機関車の運転台部分が3つ並べられています。修復中ということなんでしょうか?
傍らには、全パーツが揃った蒸気機関車が置かれていました。日本ナショナルトラストが保有し大井川鐵道が管理しているC12 164ですが、最近20年は全く運行されていません。2016年秋には両者の間で「動態復元に向けて合意のお知らせ」がなされましたが、その8年後がこの状態です。
その奥側には、「E102」と書かれた電気機関車が止まっています。「大鉄車両図鑑」には「SLの運行を手伝う縁の下の力持ち。」とありますが、後進に道を譲って隠居の身のようにも見えます。
その「後進」(西武鉄道からやってきたE31形)が近くにいました。こちらはもちろん現役です。
隣には、「お座敷車」と書かれた2両の車両(ナロ801とナロ802)がいました。以前は畳敷きの特製車両としてSL牽引のイベント列車などで活躍していましたが、コロナ禍後は運用されていません。
他に、かつてJR北海道で急行列車として活躍した14系客車も止まっています。2016年6月に大井川鐵道に搬入され、当時は2017年度以降の営業運転開始を目指していたようですが、実際には8年半以上眠ったままです。
(おわり)