2023/6/30~7/1にかけての大雨による災害により、JR西日本山陰線の長門市~小串間では橋梁の損傷や土砂崩れなどの被害を受け、以来長期にわたり列車の運転を見合わせ代行バスを運行しています。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230703_00_press_saninbus_1.pdf (代行バス運行開始時点のアナウンス)
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240222_00_press_saninmine.pdf (このブログを書いている時点での最新情報)
2024/5/26(日)に代行バスに乗車してきましたので、順次報告します。
1.小串駅
下関~小串間は沿線人口が比較的多く1時間に1本以上の列車が運転されていますが、小串以北はもともと列車本数が半減していました。代行バスの便数は列車に準じています。
ここでの最大のポイントは、「代行バスは駅前ではなく駅裏に発着しており、途中の道筋が迷いやすいこと」です!
小串駅の駅前広場自体は広く、代行バスに充当される大型バスでも余裕でターンできそうですが・・・
駅前広場からこの地区の幹線格の道路である国道191号に至る道が狭く代行バスの運行に耐えられないため、駅裏の国道191号沿いの空き地を発着スペースとしています。
距離にして約200mですが、線路を越える手段は踏切でも跨線橋でもなく地下道であり、その入口がわかりにくいのです。図示はされていますがやはり難儀そうですね・・・
日常的な利用者はともかく、特に旅行者はほぼ確実に迷うと考えたのか、「現地に警備員を配置し、代行バスの発車予定時刻の5分前に警備員先導のもと代行バスのりばに向かわせる」という体制が確立されていました。私も最初は自力で移動しようとしましたが、道を1本間違えたため地下道の入口にたどり着けず、慌てて駅舎に戻って警備員さんのお世話になりましたとさ・・・
その「国道191号沿いの空き地」に停車中の鉄道代行バス。乗客は十数人いましたが、私以外は日常的な利用者でした。
国道の向こうに小串駅のホームが見えますが、線路があるのでそのまま突っ切っては行けません・・・
代行バスは定刻に発車。滝部駅の前後など一部区間を除き、基本的に国道191号を走行します。
(つづく)