関連ブログ記事・・・2022/12/15付「京王バスの都区内運賃値上げがパブリックコメントの対象に」、2023/2/19付「京王バスの都区内運賃値上げのニュースリリースについて <2/28追記あり>
」、2023/3/7付「西東京バスの値上げ認可→2023/3/25実施」
運輸審議会の答申から10日後の2023/3/10付で、京王バスの都区内地区(東京都のうち特別区・武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市および調布市から府中市・稲城市・小金井市にまたがる路線)の運賃値上げが国土交通省から認可され、京王バス公式サイトで詳細が発表されました。実施日は2023/3/25です。
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000379.html
https://www.keio-bus.com/news/25fbb0d5af609cf376f8.pdf
基本は「現金・ICとも210円均一→220円均一」ですが、都庁循環および渋谷区・新宿区・杉並区・三鷹市のコミュニティバスは据え置きです。
また、調布市(均一運賃区間)と府中市・稲城市・小金井市(稲城市の一部を除き対キロ区間制運賃区間)にまたがる路線では、均一運賃区間のみ210円→220円となります。
https://www.keio-bus.com/news/561b5aa580d0f644842f.pdf
さらに、全面的に対キロ区間制運賃が採用されている八王子市内でも、一部区間で運賃値上げとなります。
https://www.keio-bus.com/news/b9dab94c26e7a8f19a14.pdf
これは、西東京バスがメインとなっている京王八王子駅~並木町間<JR中央線より北側>で、京王バスの運賃を同日実施の西東京バスの運賃値上げに同調して改定するもののようです。他の八王子地区の路線(JR中央線より南側は京王バス/京王電鉄バスがメイン)は値上げ対象ではありません。
<3/11追記>
東京23区内を走る京王バスの路線のうち、渋66系統(渋谷駅~阿佐ヶ谷駅など)は都営バスと共同運行となっている関係か、値上げの対象になりません。
パブリックコメント<2022/12/15付ブログ記事参照>の添付資料には均一運賃エリアにかかわる全系統の改定前・改定後の運賃一覧が掲載されていますが、
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000244990
渋66系統に関しては現行運賃・暫定運賃・本運賃(通常は230円均一)とも「210円均一」になっています。
一方、(京王グループが運営する)バスターミナル東京八重洲と渋谷駅を結ぶ050系統は、都営バスのエリア内を走りますが、他の都区内路線と同様に値上げ対象になっています。
<3/13追記>
渋66系統に関しては、3/13付ブログ記事「都営バスと民営バスの共同運行路線、運賃値上げの扱いはそれぞれに」で書いたとおり、実際には、2023/3/25以降は京王バス担当便(220円均一)と都営バス担当便で(210円均一)運賃が異なるようになります。つまり、正式に国土交通省に提出した資料のコピーのはずのパブリックコメントの添付資料から内容が変更されているわけですが、よくある話なのでしょうか?