世界遺産・宮島と対岸の宮島口の間には現在2社(JR西日本系・広島電鉄系)の航路が運航していますが、そこに3社目が参入する旨の報道が地元広島でありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/81cc309bb424fc5562a56f12b8f2f7b2cea0d508 (中国新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/054463250de27dfacb133d78bfe3dc1a2aa2f6af (広島ホームテレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/da291c908988ad85aae22ebb5efe8411fb491d8e (中国放送)
早速運航会社「アクアネット広島」の公式サイトにアクセスすると、ちゃんと掲載されていました。
http://www.aqua-net-h.co.jp/release/20220421.html
「<label>許可年月日 </label>令和4年(2022 年)3 月28 日(月)」と明記されており、それ故に堂々と載せられるのでしょう。(最近当ブログで取り上げている沖縄の高速船の記事参照)
宮島口側は現在の2社よりも北側の桟橋、宮島側は自社の平和公園航路やマリーナホップ航路で使用している3号桟橋です。宮島の大鳥居のほうには寄らず、所要時間を重視しています。
そして、注目は「片道400円」という運賃ですね・・・
現在の2社の運賃はいずれも片道180円なので、倍以上です。また、2社とも全国相互利用対象交通系ICカードが使えます。
https://jr-miyajimaferry.co.jp/
http://miyajima-matsudai.co.jp/
したがって、宮島口まで鉄道やマイカーでやってきて宮島に渡る客はターゲットにしておらず、リリース文の乗船料金欄にある「宮島口-宮島-平和公園2,300円(3日間有効予定)」のパターンをメインに想定しているのでしょうね。
ちなみに、同社公式サイトからは以下のことが分かります。
・関門海峡で旅客船や観光船を運航する「関門汽船」と同系列の会社である(リンクバナーがあり、代表者が同じである)
・コロナ前は、宮島と岩国を結ぶ航路を運航していた(http://www.aqua-net-h.co.jp/iwakuni/)