2021/11/20付ブログ「 窓ガラスが割れて20日以上運休するケーブルカー」の続きです。
この摩耶ケーブルを運行する神戸市の外郭団体「神戸すまいまちづくり公社」に対し、近畿運輸局は4月22日付で改善指示を出しました。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/content/000264308.pdf
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202204/0015241087.shtml
対象は昨年秋に発生した2回のトラブルに対するものですが、
>1回目のトラブルは10月3日に発生し、原因は車両の通信・信号用無線装置の不具合でしたが、4日後の10月7日から運転を再開しました。
の真相は、
「9月29日に線路上の発電機と車両が接触し、その際には試運転で問題が確認されなかったため営業を再開したが、10月3日になってこの事故が原因で無線装置に不具合が生じた」
でした。
また、
>2回目のトラブルは10月26日に発生し、原因は「沿線の法面工事を行っていた際に、車両と工事資材が接触し、車両の窓ガラス破損が発生」でしたが(報道発表資料参照)、
>11月半ばになっても運転再開の報はなく、秋の観光シーズンも終わりに近づいた11月20日朝にようやく「翌21日から運転再開」の発表がありました。
の真相は、
「相次ぐトラブルを鑑みて近畿運輸局が保安監査を実施することになり、その日程が11月17日~19日に設定されたため、窓ガラスの修復が完了しても保安監査が終わり問題なしの結果が出るまで運転再開できなかった」
の線が濃厚です。
ちなみに、4月23日朝時点で「まやビューライン」や運営する「神戸住まいまちづくり公社」(5月1日から「神戸住環境整備公社」に名称変更予定)の公式サイトには、この件に対する特段の情報はありません。