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とさでん交通のバス・電車は2024/11/1から値上げへ

高知市とその周辺で路面電車と路線バスを運行するとさでん交通は、双方について2024/11/1から値上げすべく2024/7/31付で四国運輸局に旅客運賃上限変更認可申請を行いました。

https://www.tosaden.co.jp/info/dtl.php?ID=2170&hdnSKBN=A (路面電車)

https://www.tosaden.co.jp/info/dtl.php?ID=2171&hdnSKBN=A (一般路線バス)

同社は経営が相当悪化していた高知県交通<バス専業>と土佐電気鉄道<路面電車と路線バスを運行>の事業の受け皿として、完全な公的セクターの交通事業者(高知県および沿線自治体の全額出資)として2014/10/1に事業をスタートしたもので、消費税率アップに伴うものを除き初めての値上げとなります。

路面電車は「市内均一区間が30円値上げの230円・その他区間が20円値上げ」となります。

一方、路線バスは旧高知県交通と旧土佐電鉄グループで運賃水準が若干異なっており、初乗りは前者が150円・後者が140円でしたが、

(例) 桂浜線<旧高知県交通>  種崎線<旧土佐電鉄バス>

今回の値上げで160円に統一されます。また、市内均一区間は両者とも路面電車と同額の200円ですが、今回の値上げで10円高い240円となります。

そして、同時に以下の施策も実施します。

・高知県独自の交通系ICカード「ですか」による乗継割引の一部縮小(100円→30円、100円→廃止)

・学生ワイドフリー定期券の上限運賃の引き下げ(旧県交通エリアが790円・旧土電エリアが890円なのを700円に統一)

なお、旧高知県交通の地方路線を分社化した県交北部交通・高知東部交通が運行するバス路線のうち、とさでん交通と並走する部分についてはとさでん交通と同率の運賃改定を行うべく準備中とのことで、「バスにより運賃が異なる」状況は回避できそうです。

<県交北部交通の北浦橋・狩山口・柳野~高知駅BT線>・・・朝倉駅前以東が並走区間

https://www.tosaden.co.jp/bus/rosen/timetable/20231001_pdf/26_unchin.pdf

<高知東部交通の安芸駅~高知市中心部線>・・・JA高知病院以西が並走区間

https://www.tosaden.co.jp/bus/rosen/timetable/20231001_pdf/28_unchin.pdf

参考・・・全体路線図

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