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悪魔のささやき

2017-02-10 18:32:02 | 日記

 

ちょっと前に女子マラソンの選考会に関する記事を読んだ。

何でも最近の選考会では後半からペースが上がってくる選手が重視されるようだ。

 

以前はというと、スタートダッシュ、前半を飛ばして、先頭集団を引っ張るような選手が重視され、

オリンピック代表に選ばれていたそうだ。

 

なぜ最近は後半伸びることが重要視されたのか?

理由は近年オリンピックの女子マラソンのメダリストは

圧倒的に後半伸びる選手が多いからだそうだ。

 

後半伸びるためには、ゴール地点がしっかり見えてなくてはなりませんね。

もちろん、前半飛ばす選手も向こう見ずに飛ばすわけではないでしょうが.

 

後半を制するには、余計に回りの選手とゴールまでの距離を意識する必要があるでしょう。

 

後半巻き返す力があっても、巻き返し始める地点が遅すぎては、

1位にはなれませんね。

 

長距離ですけど、実力が均差になると、最後のトラック一周分で勝敗が決まることもありますね。

最後のトラックで、それまで嘘のように、飛ばすことのできる選手がいますね。

嘘のように飛ばすことで、周囲選手の戦意もグラつかせることができますね。

 

嘘のように飛ばすことは最後のクソ力なのでしょうか。

それとも冷静に最後の一週分を温存しているからなのでしょうか。

 

きっと最後の一週分をとって置いてあると思うのです。

 

それとキューちゃんこと高橋尚子選手のコメント記事で、こう言ってたのを思い出しました。

 

「スタートして10キロ終わるか、終わらないかぐらいの時、

身体がフワっと軽くなって、とても高揚した気持ちになる時がある」

 

「このままずっと、どこまでも軽快に走っていける」

 

「42.195キロなんてへっちゃら、へっちゃら..」

 

「私はこれを悪魔のささやきと読んでいます。」

 

「悪魔のささやきのままにスイスイ走っていると、

後半、必ずペースダウンして、結果良い成績は残らない」

 

「最後まで自分のペースで走るには、

前半出てくる悪魔のささやきの誘惑には乗らないことが大事」

 

なるほどですね。

 

しかしペース配分も個性があると思うので、

前半飛ばすのが正解な選手もいると思います。

 

みんな後から行こうとしてるところを、

1人前半飛ばしてそのまま優勝っていうケースもあるかと思います。

 

でも前半は抑えといて、後半から飛ばしていくやり方が、

一番間違いがないのかもしれませんね。