よく山伏やマタギ(猟師さん)山登りする方が腰からぶら下げている尻あてを作ってみました。
道志村で野良作業する時に使うためです。
学生時代にワンゲル(山岳班)に所属していて使ったこともありました。
簡単に言えば、携帯式の座布団です。
今では野良作業の時は、ほとんどが薄いオーバーズボン(ナイロン系)をはいていますがこれも便利です。
洗濯してもすぐに乾きますからね。
でも、せっかくだからと昔を思い出して欲しくなりました。
しかし、鹿の毛皮が中々手に入りません。
道志ではよく鹿肉をいただくのですが、何かに使っているのでしょう。
ネットで調べても見つかりにくい品(鹿の毛皮)です。
これを販売している店が分かりました。
北海道のFURDESINGさんです。
カードで支払いを済ますとすぐに送られてきました。
さて、この毛皮で尻当てをどう作るかです。
一番簡単なのはビス打ちかな?と考えました。
革細工も趣味にしている姉さまに道具一式を借りました。
私も以前レザークラフトでベルトなどを作ったことがあります。
とりあえず、カチンとはめるベルトをホームセンターで買い求めました。
こんな感じかな?とベルトの位置を決めます。
大体45cmくらいの長さが良いかなと想像しました。
腰かけると、お尻全体が包まれる感じです。
イメージに合わせて、ポンチで穴をあけビスを打ち込みました。
意外と楽に穴が開きます。
こんなビスを用意しポンチ穴に差し込んで凹凸のビスを打ち込みます。
先ずはベルトの部分を完成させ、毛皮が足りない部分も折り返しの余った部分を使ってつぎ足します。
裏から見たつぎ足した部分です。
さらに足りない部分は糸で縫い補強しました。
素人ですので、こんな風で十分活用でき自賛しています。
やはり、もう少し大きいと良かったのですが、キョン(ホエジカ)の大きさはこんなものなのでしょう。
3時間くらいかけて出来上がりました。
まさにDIYの作品です。
野良仕事で休憩して、地面に座り込んでもお尻が汚れません。
この尻当ての正確な名称は分かりません。
別名「腰革(腰皮)」「尻当て」「腰当て」とも呼ばれているようです。
また、意味の無いものを作っているとお思いでしょう。
これも道志生活のイメージでからです。
yuki72
私もちょっともったいない気もしますが、こんなモノを持っていることに憧れていました。
明日は道志に入る予定なので、これを付けて燻製づくりを考えています。