私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

モノが無くても心豊かな生活

2019年08月15日 | 自分のブログ

女房の昔の写真です。

許しを得ていませんので、分かったら怒られるかもしれません。

もう60年以上も前の写真だと思います。

 

 

田舎の無い私は、こんな写真を見ていると憧れを感じます。

一家団欒の場面です。

当然ですが、おばあちゃんもおふくろさんや叔父さんなど、みんな若かったですね。

一人だけ分からない方がいますが・・・。

きっと、農作業か何かを終えてくつろいでいるのでしょう。

私の家は商売(呉服商)をしていましたので、何世代が一緒に写っている写真はありません。

 

 

微笑ましい(幸せ感のある)写真ですね。

気持ちが伝わります。

私は母親はもちろんですが、おばあちゃんの膝に座った記憶はありません。

母親はあったのかも知れませんが、お婆ちゃんやお爺ちゃんは商売中心で、忙しくしており孫を構うような暇?は無かったのでしょう。

私の96歳になる母たち姉妹は、ばあやさんに育てられたと聞きます。

家庭環境が異なり過ぎていましたね。

 

 

女房は長女で、みんなに可愛がられたと聞きます。

夏は母親の実家(身延線の大塚)で過ごしたとのことです。

私も覚えていますが、村長候補にもなった?無口なお爺ちゃんと小まめに動き、良く気が付くお婆ちゃんでした。

大勢の親戚家族に見守られて育った女房は、気持ちもやさしく控えめで、何でも前向きに考える人です。 

 

 

近所の牛小屋の前の写真のようです。

こんな日常写真にも憧れます。

 

 

この時の服の柄などはまだ覚えていると言っていました。 

三つ子の魂百までもと言いますが、モノが無くても心豊かな生活をしていたのでしょう。

誰にも優しい女房です。

それもこのような助け合いながらの田舎生活を経験してきたからでしょう。

 

 

親族など総出で、お蚕さんの世話をしているのでしょうね。

大変だったかと思いますが、みんな良い顔(笑顔)です。

食糧事情もそんなに良くはなかったと聞きます。

毎晩、夕食は〝ほうとう”だったようです。

ほうとうを食べ飽きたので、好きなものではない言っていますが、たまに作ってくれるほうとうは息子たちの好物になっています。

やはり、本場の味なんでしょうね。

 

 

父(義父)は、畑仕事だけでは食べて行けないので、国鉄のポッポ屋さんでした。

甲府の機関区で、蒸気機関車などの整備を行っていたようです。

休日や早朝は畑に出向いていましたね。

父は長男ですので、責任感もあり面倒見も良くて、周りの方々からも強い信頼を受けていました。

 

 

D51(でごいち)の整備などをしていたようです。

縁あって、女房は田舎を離れて東京で私と暮らすことになりました。

嫁いだ娘のことをず~っと心配したのでしょう。

数年後には胃潰瘍になり、胃を半分切ったこともあります。

親が娘を思う気持ちが良く分かります。

その分、田舎(女房)の両親には心配かけさせないと、子どもを連れては女房より頻繁に田舎に行きましたね。

東京の婿さんがまた来ていると有名?になったそうです。

 

 

 実家の玄関前です。

田植えなど田んぼの仕事や、側溝の清掃も手伝いました。

 おかげさまで、最近までは米は田舎から送っていただいていました。

 

 

 

お爺ちゃんも孫たちを過ごすことが楽しみだったのでしょう。

これも親孝行の一つです。

 

 

私の好きな写真です。

母親の実家で、お婆ちゃんと孫(女房)とひ孫(子どもたち)と過ごす一コマです。

 

 

田舎(実家)の田舎(母の実家)で過ごす一枚(長男坊)です。

縁側に腰掛け、お爺ちゃんとお婆ちゃんがひ孫の世話をしています。

女房も夏になれば、こうしてこの縁側で過ごしていたのでしょう。

田舎の無い私にはうらやましい光景です。

 

 

 父は他界しましたが、母は90歳を過ぎていますがすこぶる元気です。

明日は道路も少しは空くだろうと思い、山梨の実家に行くつもりです。

また、母と女房とで方言交じりの会話をしていることでしょう。

親戚の鰻屋さんが近くに移転して開業し、繁盛しているとのことで、美味しい鰻でも食べて来ますよ。

私も大好きな女房の実家です。

 

 

 

息子たちも40歳半ば近くです。

気持ちを穏やかにして暮らしたいですね。

 

yuki


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