ココロノキンセンイ

劇団あおきりみかん 中元志津が綴る怒涛の日々、けっこう育児日記

千秋楽!

2006-03-26 23:59:02 | 芝居づくりのこと
少年ライブラリィ3月号、無事に千秋楽を迎えました!
御来場いただいた皆様、お手伝いいただいた皆様、ありがとうございます。
参加された皆様、お疲れ様でした。
次回、5月号には私も出演します。ぜひ御来場下さいね!

少年ライブラリィ3月号初日

2006-03-25 23:53:45 | 芝居づくりのこと
大変だった。

と、いきなり結論から入ってしまったが、今日の少年ライブラリィでちょっとしたトラブルがあったのだ。

昼の回の開場15分前。
開場に向けて受付周りを整理整頓していたときのこと。

扉を開けて、固定しようとしたら、扉の陰にある消火器にコツンと少し当たってしまった。
すると…
消火器からシューという不吉な音が流れてきたのだ。
うわっ!どうしよう…と思っった瞬間。

消火器が噴射した。
あたり一面煙・真っ白。
どうしたらいいかほんとにわからなくて呆然とする暇もないぐらいの時に、舞台監督の渡さんが飛んで来て、消火器を外に出してくれた。

生まれて初めて消火器の中身出しちゃったよ。全く。
消火器の中身はピンク色の粉だった。空気が粉っぽくて喉に来る感じ。
開場を外で待っていたお客様も心配顔だ。

とりあえず、大雑把に掃除だけしてなんとか定刻に開場することができた。
優秀な受付さんに感謝。

終演後掃除を本格的にしたのだが、ほんとに厄介だった。
粉はかなりな広範囲に広がっており、箒で掃くと舞い上がる。
故に水を巻きつつ掃き掃除&拭き掃除をしたのだが…。
自分を含め、何人かの鞄も被害を受けた。

渡さん曰く、消火器が古くなっていて、内部の部品が壊れたせいでないか、ということ。
自分がおかしなことをしたせいでなくても、志津の行くところにトラブルあり、と言われると多少なりとも落ち込んでしまう。

そんなトラブルとは関係なく、芝居の出来はなかなか良いよう。
明日観るので楽しみだ。
そして、生まれて初めて前説(開演前の注意事項を述べること)もやることに。
ぶっつけでやったら鹿目にダメ出しをされる。
練習しないといきなりはやっぱり無理らしい。明日はもう少しましになりますように。


そして、初日打ち上げ、軽く。
あおきりにはない習慣なので、楽しい。いろいろな方が参加してくれた。
またしても同い年を発見。少年ボーイズの鈴木未穂さん。
B級の山積わたしもさんも交えて同い年でなんとなく盛り上がる。楽しい、嬉しい。
ご来場いただいた方、ありがとうございました。
明日も受付がんばろう


写真は昨日お邪魔したいちごメロンバーでエレガント浜田さんにいただいたキャラメル味うまい棒。
中にチョコが入っているせいか、他の味より短いのがご愛嬌。甘くて美味しい。
そこで浜ちゃんが着ていたフリースパーカーがなんとドンキホーテで10円だったそう。
今日買いに行ってみたら、98円に値上げ?していたので、買わずに帰ってきました。

メガチカさんとリーディングのこと

2006-03-24 23:47:45 | みたもの・きいたもの・よんだもの
今日はメガチカさんのリーディングを観に行った。
6ヶ月連続リーディングの最終月。
岸田國士2本立て。

いい戯曲だった。
それに演出も役者も負けていない。
舞台美術の仕掛けも、いい感じ。
あおきりの木村仁美がいつもにない感じで好きだった。
今話題の人、佃さんが読む岸田は、ほのぼのと、寂しくて、でも幸せもありそうで。

とてもいい公演だったと思う。

そして何より。

6ヶ月に渡り毎月公演を重ねて来たことに心からお疲れ様と言いたい。
私も1月の転校生に参加させてもらって、今までにないぐらい楽しかったし、素敵な人達と知り合えていい経験をさせてもらった。
本番をするだけでただ消耗するのにそれが6ヶ月…
もちろん稽古もきちんとしてるから、劇団員の皆さんは休みなしだったと思う。
ほんと、お疲れ様。

面白いものを作ってやろう!という意気込みがどの作品にも溢れていた。

去年、劇王の『憧れと美化』で刈馬君に生まれて初めての客演に呼んでいただいてから、私とお芝居の関係性も変化しつつある。劇王のおかげでほかの客演の話もいただいたわけだし。いろんな意味で感謝している。

個人的に親しくなって、作り手側の苦労とかを知ってしまうと、作品の見方も多少は変わってしまうのだろうが、それでもいいものは、いい。気になるものは気になる。

もともとメガチカさんの作品好きだし、これからもいい芝居作って欲しいな、と思った。

もうすぐ少年ライブラリィ

2006-03-23 21:14:10 | 日々のできごと
最近予定をいろいろ詰め込んでいるせいか、時間の経つのがやたら早い。
気付いたらもう今週末は少年ライブラリィ3月号。
今回も制作のお手伝いで入っている。
土日はG/pitの受付におります。
今回の鹿目チームは、松井×とみィ、伊藤利佳×B級徳留さんの2組。
よこしまブロッコリーのにへいチームには、オイスターズでご一緒した中尾さんと関戸さんの名コンビが出演する。
にへいさんの作品は過去に2度程拝見したが、静かな日常にぐにゃりと入る不思議な感じが好きだった。
かなり面白くなりそう。
今回も稽古には1度も行ってないので、お客さん気分で楽しんでしまいそう。

よかったらぜひ、劇場に足を運んで下さいね。

詳しくは↓↓
http://blog.goo.ne.jp/shonenlibrary/



昼車庫のこと

2006-03-22 23:36:26 | 芝居づくりのこと
昨日の日記に少し書いて、質問をいただいたのだが、足を捻挫して、ギプスに松葉杖で舞台に立ったことがある。
約2年前の作品『昼下がり、車庫上がり』、通称昼車庫である。
ご覧になった方はご存知だと思うが、屋根の上で物語は繰り広げられる。かなり大掛かりな舞台美術で、高い位置に屋根がいくつかあり、屋根と屋根の間には隙間がある。いかにも怪我をしそうなセットだった
しかし私が怪我したのは、セットとは全く関係なく、平らな稽古場。しかも稽古の休憩時間に人を呼ぼうとして走り出したときに、何もないところでぐきっとやってしまったのだ。

本番まで確か2週間余。痛みが引かず翌日病院に行ったら、靭帯が伸びていて、ギプス固定と松葉杖を宣告された。
降板覚悟で演出に相談したところ、そのまま出られることになったのだ。
不幸中の幸いで、私が演じた役は、ちょっとどじでよく転ぶという設定。台詞に「何もないところでよく転ぶ」というのがあったぐらい。正に究極のあて書き。いや、鹿目は実は預言者かもしれない。

かくして、台詞を2つ程増やし、無事に舞台に立つことができたというわけである。
さすがにオープニングダンスは大幅に変更してもらい、ほんの少ししか出ていない。

私としては、怪我をしたのはすごく悔しくて情けなくて、せめて演出でギブスを巻いているように、怪我をしている人を演じるつもりでやっていた。だから、ギブスは衣装だと思った、などと言われるとちょっぴり嬉しかったりして。
それでも、当然動きは制限されたし、万全な体調で舞台に上がれなかったことに変わりはない。体調管理も役者の仕事。エピソード満天な昼車庫は、私の教訓にもなっている。

ちなみに、東京公演ではギブスが取れていたので、名古屋と違うバージョンになっている。
ビデオに残っているのは、松葉杖バージョンなんだけどね…