竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

人生の軌跡を振り返り・・

2006年11月13日 | Weblog
あっという間の一週間でした。先週は土曜日まで飯田市で仕事、日曜日は劣化ウラン兵器禁止国際行動の東京集会に飯田市から直行し、日曜日の夜だけ、我が家に「泊まり」、今日、環境省などを訪問し、夜に飯田市に戻ってきました。

いやはや激しい動きだなあと、バスの中で、これまでの人生の軌跡を振り返りました。かつて、公害問題、反核問題、原発問題・・といろいろな問題と出会い、社会の狭間で痛めつけられ、虐げられ、忘れ去られている人たちと一緒に精一杯の声を上げるところから、今日がスタートしたように思います。やがて、それを国の政策に影響を与えるような「情報」という価値に高め、さらに解決のための政策づくりを担うようになり、意識の対象も環境・エネルギー政策から、外交・平和政策、公共事業、金融政策・・と広がってきました。

第1期が水俣病被害者の支援や火力発電所の反対運動などの時代。反核コンサートを主催したりもしました。第2期が核燃料輸送監視や福島原発市民事故調査委員会などの時代。情報発信としてビデオによるニュース発信会社を作ろうとしたこともありましたし、今も続いている脱原発株主運動も開始しました。そして第3期が国会での秘書時代ということになるでしょうか。最初はエネルギー問題だけ手伝う・・だったつもりが、人権問題や外交問題、地域の開発や雇用や地方自治などなど、問題の糸はいろいろにつながっていることを教えられました。途中でグリーンピース・ジャパンのスタッフとして3年間、欧米訪問という経験もできて、政策=解決策づくりという基礎の基礎を学んだ時代でもあります。

ここまででも、十分に1冊の本になるような軌跡だったんだなあと思います。

そしていま、まだまだ飽くなき探求でしょうか、自分は第4期に突入しているのだということに気がつきました。政策=解決策は実践してこそ力を発揮します。私がいま、毎週バスに揺られて飯田市まで行って、実践していることは、私がエネルギー問題の解決策と主張している、自然エネルギーと省エネルギーの事業化であり、同時に地域の活性化や新たな雇用を生み出す活動でもあります。この大変な作業を自分で担うことで、これを実証する過程ということになるでしょう

市民事業家として、かつて予算案を見て漠然と多いだの少ないだの言っていた「補助金」を、今度は実際に受ける側にまわりました。そして、その手続きの煩雑さ、交付を受けるまでの神経をすり減らすやり取りなどを実体験しつつ、ほんとにこれで「良い事業」「必要な事業」に税金がまわるのだろうか・・と考えざるを得なくなりました。良い事業をサポートするのではなく、振り払い足をすくい、弾き飛ばす、そんなシステムが存在しています。たくさん人員を抱え、ある程度の政治力を持つ・・そんな会社でなければ、この過程を乗り越えるのはとうてい無理だろうと思われます。幸いにして、かろうじて、そういう力を持つところまでたどり着いてきたようですが・・

幾多の困難を乗り越えて「事業のかたち」を作り上げる過程は、苦しいながらも充実した体験です。いままで誰も事業になるとは思わなかったことが、いろいろな人たちの利害がからまることで、逆に事業として成り立つようにもなるのです。日本全国で、誰でもが、自然エネルギーと省エネの事業を起こせるようになること。これが、今やっていることの着地点だろうと思っています。

一方で私はどうも、一つことをずーっとやり続けることができない性格のようです。いつもいろんなポケットを持っていて、あれやこれやが入っている。あるときは右のポケットが大きくなったと思うと、今度は左。そのうち後ろ、そして前・・。ひょっとしたらいい加減な奴・・と思われているかもしれません。

しかし私の中では、すべてが脈略として続き、「いまそのときに必要なこと」をやっているつもりなのです。

その第一が、飯田での太陽光発電と木質バイオマスなど自然エネルギー普及と省エネルギーの事業実践です。当然、石油と原子力に変わる「次の時代のエネルギー」の可能性を実証するためです
詳細は以下のURLをクリックしてください。

http://www.ohisama-energy.co.jp/

第二が「平和への結集」、国会に「憲法の精神を守り生かす」人をたくさん送るために平和共同候補を各地に擁立しようという運動です。日本では「平和の勢力」はなかなか一つになれません。その難しい課題にあえて挑戦している運動です。
これは以下です。

で、今日は第三の劣化ウラン問題を書き込もうと思っていたのですが、どうもすでに長くなってしまいました。
昨日の国際行動の集会のこと、また、夏に書こうとして書けていない広島での国際会議のことなど、掲載しようと思っていたのですが、またまた、またの機会にまわします。

一つだけ言っておきますと、この運動を私が評価しているのは、国際舞台の中で、国際ルールにのっとって「使用禁止」を導き出そうとしていることです。日本に数々の市民運動がありますが、こういう活動をできているものは少ないのです。

六ヶ所村の再処理工場の問題も、高速増殖炉もんじゅの問題も、こういう視点からの運動強化が必要かも知れないなあ・・などと、今は漠然と思っています。

というわけで、いろんな脈略の中で私の書き込みがあります。北朝鮮問題を書いたり、原発の話をしたり、参議院選挙の話になったり、飯田市の話が出てきたり、あちこちに飛びまくるのは、こういう背景があります。

どうか、いろんな切り口でおつきあいください。




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