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少し前までは本を選ぶ時に本を紹介するメルマガの書評をもとに選んでいま
した。でもどうも違うんです。「いい」という書評で買ってみるけど、ピンと
来ないんです。
当然と言えば当然。メルマガの筆者と私とでは、求めるものが違う、感性も
違う。
そこで去年の暮れ辺りからはそれ以前に戻って、自分で本を選ぶことにしま
した。新聞の下段にある本の広告などを見て、それをもとに実際に本屋に足を
運んでその本を手に取って、パラパラとページをめくってみて、その上で
決める。こうしたんです。
するとどうでしょう。読む本、読む本、どれも面白い本ばかりです。
やっぱり本はこうじゃなきゃ!
で、昨夜読み終えた本がこれ。『太郎が恋をする頃までには・・・』です。
読んだ感想は、重かった。実に重かった・・・
特に主人公が自分の両親に自分の結婚の秘密を告白する場面が。
読んでて、苦しかった・・・
そして読み終わった後、この小説の主要な部分が単なる小説でなかったと
知って、驚きました。
--太郎が恋をする頃までには、
この野原には花が咲き乱れているんだよ
太郎が恋をする頃までには、
太陽の光があふれんばかりにそそいでいるんだからね
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小説の中で何度も登場するこの歌。決して甘くて、やさしい歌なんかじゃ
ありませんでした。
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